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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
硬派のあなたに!,
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レビュー対象商品: コラテラル スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] (DVD)
1台のタクシーで起こるたった一晩の物語にしては、シーンも会話もいかしてるし、なによりもマイケル・マンお得意の夜景、それはそれは美しいのです。カメラアングルも彼の持ち味であるダンディズムをうまく増幅しています。マックスを演じるジェイミー・フォックスは、映画「レイ」で神がかり的な演技でアカデミー主演男優賞を受賞、マン監督にも気に入られてその後「マイアミ・バイス」にも起用された新進気鋭の俳優です。 「殺したのは銃弾で、俺は撃っただけ」という独特の殺しの哲学を持つビンセントと、「人間なら誰でも持っているはずの何かがあんたには欠けている」と話すマックスとの、人間性の対比がタクシーの前後の席で繰りひろげられます。 しかし本来憎むべき殺し屋のビンセントにも、トム・クルーズが演じているということ以外になんとなく共感を感じてしまいます。それは彼に、「目的に向かって一切の迷いなく突き進む」という潔さ、男らしさを感じるからでしょうか?そういう意味では、マックスの方は夢ばかり見ていていつまでたっても何も出来ない典型的な負け犬に見えてきます。高そうなスーツだけでなく、ビンセントのそういったプロの殺し屋としての身のこなしや、惚れ惚れするような銃の扱いのかっこよさも共感する一因かもしれません。 マイケル・マンは、サム・ペキンパーのように男臭い映画を撮ることで有名な監督です。女性を描くのが下手なのもペキンパーゆずりかも。下手です、はい。というか、「マイアミ・バイス」もそうでしたが、どうでもいいと思ってるのかも・・・。 とにかくダンディズムや哀愁、渋さにかけては現代屈指の監督だと思います。また生の銃声をわざわざ録音して使ったり、銃痕にまでリアリティを追求するという彼のガンアクションの演出も、我々男どもにびしびしと訴えるものがあるのかもしれません。トム・クルーズファン、あるいは男の色気に興味のある女性の方へお勧め。もちろん硬派の男性には100%お勧めです。
30 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
マイケル・マンの描く男の世界,
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レビュー対象商品: コラテラル スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] (DVD)
この監督の撮るフィルムは一貫して男性同士の世界を描いたものが多いですね。「ヒート」しかり、「インサイダー」など。デ・ニーロやパチーノなどの名アクター達が彼の映画出演を熱望する気持ちがわかる気がする。女の私が観ても最高にCoolで憧れてしまう世界。トム・クルーズは来日時のスターぶりの馬鹿明るさからは信じられない程緊迫したヒットマンを演じ、やはり何だかんだ言ってもカッコイイと思わずにいられない魅力があるんですね〜“フィーバー”のディスコで繰り広げられる銃撃シーンには血が騒ぎました(笑) ロスの夜景も美しく、タクシーでの二人の人生観や人間哲学のやりとりも印象的でした。トム・クルーズが呟くラストにはホロリ、とさせられましたが、殺し屋という影の存在で在り続けた彼が最後の最期でマックスという見知らぬ男性と人生の一部を共有して、友情のような奇妙な連帯関係を持てた事で人間らしさを取り戻せた事は幸せだったのでは…と思う。死に直面しながらも、彼が何となく安堵しているようにも見えた。マックスに「地下鉄で死んだ男がいる。でも誰も気付かない…」と言いながらも、でも自分の存在に気付いてくれた人間はいる――と思いながら人生をフェードアウト出来た彼は幸せだったのでは? シルバーに染めた髪やノーネクタイのグレーのスーツはCool!「ラスト・サムライ」や「宇宙戦争」みたいな映画に出るよりも、「A few good men」や「マグノリア」のようなシリアスドラマに多く出演して欲しい。
12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
コヨーテは優しい生き物じゃないからこそ,
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レビュー対象商品: コラテラル スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] (DVD)
映画は良く見るけど俳優には明るくないので、比較とかは出来ませんが、とても良い作品だと思いました。が、派手なアクションのみを望んでる人には強くお勧めはしません。それなりに見せ場はありますがどちらかというと内面に響く映画だと思いました。一番感銘を受けたのがコヨーテがタクシーの前を横切るシーンで、タクシー運転手のマックスはその時点でもう自暴自棄になって轢いちゃってもいいころあいだと思ったのに、コヨーテが横切るのを静かに待つのです。そのときのみだったと思うのですがヴィンセントがマックスの後ろに座ってるのですね。ほぼ同じ目線というヤツです。コヨーテは猫や犬やウサギと違ってとても親しみ深い優しい生き物だなどとはいえない。だけど、マックスは静かにそれを待つ。その姿に小さなショックというか心を揺さぶられるヴィンセント。その絵がなんともいえませんでした。それ以前にもマックスの普通さに触れるたびにほんの少し殺し屋としての輪郭がぶれる感じがよかった。 ちょっと無茶だなーと思ったのは、アニーと出会ってることですね。アクションオンリーを愛す人で無ければ、必ず何かを感じてくれるものだと思いました。あと、殺し屋がただの殺し屋でなくて、母親に何かの夢というか幻想らしきものを持っていたりする人間らしさがあるところがとてもいいと思いました。
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