しずまよしのり氏の表紙に惹かれて買ってしまいまして。
最近多い、デジタルお絵かきレクチャー本の1冊。体裁的にはムック本に近い感じがします。スクールデイズ編ということで、いわゆる「学校モノ」をテーマにした3人の絵師によるイラスト作成メイキングと、巻頭は「かんなぎ」の作者である武梨えり氏による、「かんなぎ」解体新書。10数ページに渡って、「かんなぎ」のカラーイラストやインタビューを通じて、「かんなぎ」が生まれた背景や裏話、登場するキャラクター秘話などが展開。3氏のメイキングの後、後半は70ページ位に渡って、スクルーデイズ系の参考資料(学校風景写真や制服などのアイテムなど)や、デジタルペイントツールの簡単な紹介と印刷入稿に関する基本知識などが掲載されています。
取り上げられたのは「かんなぎ」ですが、キャラクターの構築はどの漫画においても結構重要な部分だとは思いますので、そのあたりは参考になりそうな所も。
本題である、カズアキ氏・宝井理人氏・しずまよしのり氏のメイキングは、それぞれが独特。PhotoShop(6/CS3)とSAIが登場しますが、一部アナログ的(鉛筆画をスキャンする等)な課程もあり、このまま真似や参考にするのはやや不可能。使い方やテクニック等はあっさり目なので、そのあたりに期待している方にはやや物足りないかと。 「この絵師さんはこんな風に描いてるのねぇ〜」的な感じで眺め読むのが良いのかもしれません。むしろ、後半の参考資料が、構想や妄想(笑)を膨らませるにはいい材料でしょうね。
「ガイダンス!」という書名には相応しい内容だと思います。
絵の腕を上げるには、とにかく描くことと、細かい部分に気を配ること。・・・なんだと実感しますね。