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パロとはいえ、特に原作は読んでなくても十分楽しめるし(もちろん読んでいるに越したことはない)、雑誌程度の価格で何度も笑えるしと、いしいファンなら買って損なしの一冊。
果たして、図書館にして正解だった。元ネタを知っている話がほとんどなのに、それほどおもしろいとは思えなかったのだ。そこそこ楽しめるが、だからどうしたの、どこがパロディなの…と言いたくなる話が大半だった。つまり、原作の内容や持ち味を踏まえた上で、それにひねりを加えて笑わせるような話が、ほとんど見られなかったのだ。
例外的にとてもおもしろかったのは以下の2つ。
1つは「ボヘミアの醜聞」。原作と似た事をしながら、結果は全く違う、とんでもないものになってしまう。「女性に冷淡なホームズも、アイリーネ・アドラー嬢の事は、感情をこめて”あの人”と呼ぶのだった」と、原作とほとんど同じフレーズで(意味するところは全く違うが)話を締めくくっているのがおかしい。パロディはこうでなくっちゃと思う。
また「ジャッカルの日」も良く出来ている。原作でのジャッカルの失敗を踏まえて、歴史は繰り返す?的な後日談になっているのがおもしろい。
以上、読んで損はないが、わざわざ買うほどでは、図書館で充分…というのが正直な感想である。
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