本作はジャケットイメージからして、フジテレビやtvkが十八番とする「猫かわいい」
作品だと思う方が多いだろう。
自分もそんな観点から見始めたのだが、どっこい人のココロに染み入るハートフルムーヴィー
なのであった。アイドリングのアイドル映画と考えている方もビックリなのでは。
高橋監督はAKBのドキュメントの続編も監督しているが、その思想は「アイドルを
可愛く撮ろう」などというものではない。
当然もうひとり(?)の主役である子猫の扱いも、きちんとドラマの中に組み入れている。
ただの「猫かわいがり」映画ではない、ということだ。
遠藤舞の芝居自体は「まあこんなものかな」というレベルだが、脚本が良くできているので
スッと主人公の気持ちに入れるのが良い。
だから「ありえない設定」の天国の入り口シーンも活きるのだろう。
外岡えりかもメイキングで「猫の役は初めて」と言っていたが、そりゃまあそうだろう(笑)。
その猫役もホンが良いから「おちゃらけ」に見せないのだ。
この映画、決してあなどってはいけないレベルの作品に仕上がっていると思う。
特典映像はメイキングと舞台挨拶が収録されているが、こちらはアイドルの遠藤舞と外岡えりか、
それとフワフワのマンチカンの子猫を存分に楽しむことができる。
そういう点ではアイドリング&猫ファンの期待も裏切っていない。
高橋監督の次回作も楽しみだ。星は4つです。