GBA版よりはるかにCPUの思考時間が短く、19路盤でも快適に対局できます。
強さは・・・1480円で売られている某PC向け囲碁ソフトと対局(強さはお互い最強設定)
させたところ、かなり速い段階で投了したとだけ書いておきます。
まぁ、このソフトの価値はもう少し違うところにあるので、そのへんはおいといて。
ストーリーモードは他の方が指摘されている通り端折った展開で短かすぎます。
原作の展開との矛盾が生じるためオフィシャルではない設定ですが、興味深い描写が
いくつかあります。原作ファンの多くが「ああ、本当にこうだったらいいな」と
思えるようなシーンがあり、制作者の原作への思い入れが感じられます。
ペア碁という変則ルールではお気に入りのキャラクターと組んで対局できるのですが
これがキャラゲーの強みで、かわいいだけでどうしようもなく弱いあかりちゃんの
ヘボ打ちをに頭をかかえたり、あこがれ?の緒方先生の打ち筋をサポートしたりといった
他の囲碁ゲームにはない楽しみ方ができます。
こうした原作の要素を拡大した遊び方ができることは高く評価されるべきでしょう。
不満はエフェクトがくどいこと。一局に何度も出てくるとちょっと興ざめ。しかも
スキップ不可。ファイナルファンタジーの召喚獣エフェクトじゃないんだから・・・
この点で星一個減点。ただし僕の評価は星6つなので差し引き5つです。
グラフィックやサウンドにも気配りが感じられ、囲碁ゲームの無愛想なイメージを
払拭してくれる豪華さ。これは強さと機能のみを追求している他社製品にもぜひとも
見習ってほしい部分なのですが・・・これって結構重要だと思うんですけどね。
当然ながらwii+ゲームキューブコントローラでも遊べます。このゲームのためだけに
ゲームキューブを用意するのはちょっと・・・という方はこの組み合わせでどうぞ。
追記:対局中のエフェクトは設定でon/offできました。なければないで少々寂しく
なっていまいます・・・自分のわがままさがちょっと嫌になりました(笑
原作が終わって時が経ち、囲碁ブームも去って久しいこの頃ですが、囲碁の面白さは
平安の昔も現代も変わりません。ド素人だった僕ももうこのソフトは卒業しました。
それでも時々このソフトで打ってみると、古巣の囲碁部に顔を出したヒカルの気分が
味わえます。(そしてあらためてすばらしいソフトだと再認識)
囲碁ソフトの開発に携わる方にもプレイしていただければ、将来コンピュータの
思考が人間に追いついた後の囲碁ソフトのありかたのヒントがみつかるのではないか、
とも思います。