死なない主人公を操作し、銃や剣で戦う3Dアクション。
首や手足を切り落としても死なないが、
腕がないと銃や剣での攻撃に不便だし、足がないと移動がしにくいため、
敵の攻撃で切り離された身体は回収するか、
一定時間おきに使える再生能力で再び生やす必要がある。
また、換気ダクトなど非常に狭いところを通る場合は
意図的に頭を切り離し、ゴロゴロと転がって潜り込んだり、
自分の身体に火を燃え移らせて暗闇を照らしたりと
死なないことを利用した展開があるのは非常に面白い。
ステージを構成する柱や天井なども崩れるようになっており、
銃や剣で攻撃して崩壊させることで
敵を巻き込んでダメージを与えることができるのは素晴らしい。
ただ、そういった点以外の部分で非常にストレスがたまる仕様になっており、
「死なない主人公」「五体バラバラを活かしたプレイ」などの
せっかくのコンセプトが台無しになってしまっている。
グラフィックは綺麗だし、アイデアも優秀なのに
それを活かすのではなく、逆効果になるような仕様があまりにも多い。
Lトリガーを引いたまま右スティックを動かすことで
自由な方向に剣を振れるシステムは面白いが、
縦でも横でも剣を振る方向に大した意味がないのが残念。
まず、主人公は死なない代わりに非常に脆くなっており、
爆風やちょっとした攻撃ですぐに頭が吹き飛び、
手足と合体するためにゴロゴロと転がらなければならない。
特に、胴体とくっつかないことには起き上がることができないが、
首側に接触しないと復帰できない上、足側と首側の見分けがつきにくかったり、
胴体が瓦礫などに阻まれて首側に近づけなかったりすることが多々ある。
胴体が燃えていたり感電しているとくっついてもすぐに離れてしまうため、
終盤のステージではせっかくたどりついてもすぐバラバラになってしまう始末。
戦闘の大半は吹き飛んだ手足と胴体を探している時間なのだ。
しかも頭だけになった主人公を吸い込む敵が非常に鬱陶しく、
吸い込まれてしまうと、くだらないゲージ合わせをやらされ、
失敗するとゲームオーバーになってしまう。これなら死んだ扱いと大して違わない。
戦闘では敵を無限に生み出すモンスターが毎回登場するため、
それを倒さない限り、どんどん敵が湧いてくるし、
見えないポイントで敵を生み出していたりするので非常に嫌らしい。
敵が銃撃に対してやけに硬めなので、剣で攻撃するために接近すると
今度は噛み付きや爆発で五体バラバラにされるのはイライラの頂点。
死んでもいいからいちいちバラバラにならない主人公の方がよっぽど良い。
頻繁に揉みくちゃにされて身体のパーツが分断されるような
敵の攻撃が多く、耐え難いストレスを感じる。
これなら「死んだ方がマシ」だろう。