年甲斐もなくこのソフトを購入したのはWiiフィットプラスの踏み台昇降運動がきっかけでした。
バランスボードの上を乗ったり降りたりして簡単なステップを踏むのですが、やはり何度かやるうちにその単調さに飽きてきます。
もう少し複雑なやつに挑戦したくなり思い切って購入に踏み切りました。
どう見ても若向けの画面と音楽の前で中年男がどたどたとステップを踏むその姿は、端から見るとやはり滑稽そのもののようで、
妻の冷たい視線もなんのその、足をもつらせながら汗だくになってチャレンジしているところです。
一週間ほどしかやっていませんのであまり大きな事はいえないのですが、結論から申し上げます。
我々メタボ世代の人間にとって、このソフトはフィットネス目的の観点から見ても「救世主」となる可能性を有していると断言いたします。
何故か?
Wiiフィットのバランスボードの最大の功は、己の重心位置の重要性を知らしめてくれたことにあると思いますが、
このソフトはそのことをさらに顕著に強調してつきつけてくるからです。
初めは次々にやってくる矢印と足をシンクロさせるだけでも一苦労で、音楽に耳を傾ける余裕すらなかったのですが、
しばらくやっているとリズム感ゼロ・音感ゼロの私ですら徐々に慣れてきます。
そして次の矢印に備えてどちらの足に重心をかければスムーズに動けるかを常に意識せざるを得ません。
鈍りきった反射神経と小脳の働きの活性化にはもってこいです。
正しいステップが踏めるようになるにつれ、久しく忘れていたリズムに乗る快感というものを次第に味わうことが・・
「正確なリズムの反復はセクシャルな感覚に通じる」とは誰かが言った言葉ですが、なるほどと実感いたします。
ただ個人的にですが、いくつか要望もあります。
ビギナーとベーシックは私でもなんとかなります。けれどもディフィカルトになるともう駄目です。
もちろん全部試みたわけではありませんが、かろうじてB判定の曲が二曲あるだけであとは完走すらできません。
エキスパートに至っては「なんじゃこりゃあ・・マイケル・ジャクソン(世代がバレバレ)でも引っ張ってこい!!!」状態。
若い人にとっては、少し慣れてくればディフィカルトが出発点になるのでしょうが(キッズモードにはベーシックまでしかない)、
おじさん用にベーシックとディフィカルトの中間の難易度を用意して欲しかったと思います。
そして、これは同様の感想を抱く人もおられるようですが、己の分身である画面上のダンサーにはやはり矢印のステップを再現して欲しかったですね。
私にとって難易度の高い曲は矢印を目で追うだけでパニックに陥り、ステップのイメージを全く抱くことが出来ません。
あれほどCGで見事なダンスを再現できるのですから、もしそのモードがあれば次の段階に進む大いなる手助けになったはずです。
正直言って再現モードの不在は、ある種の手抜きである・・という意地悪な見方もしたくなるほどです。
もし次のバージョンでこの機能が搭載されれば完璧なソフトになることでしょう。