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コトバの戦略的思考―ゲーム理論で読み解く「気になる日本語」
 
 

コトバの戦略的思考―ゲーム理論で読み解く「気になる日本語」 [単行本]

梶井 厚志
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

わたしたちは、「どうも」「お疲れさま」「よろしくお願いします」を、なぜこれほど使ってしまうのか?
身の回りで見られる妙に気になる日本語たち。そこには意識的/無意識的を問わず、必ず何らかの戦略が込められている!
日本を代表する気鋭の経済学者が、ゲーム理論を駆使して、人々がコトバに込めた秘密を読み解く! 目からウロコのエコノミック・エッセイ。

-----------「あとがき」より--------------

「このところ、気になる言葉遣いが非常に多くなったように感じる。自分の言語感覚からすると、誤りであるか、少なくとも適切でないと判断される表現が、よく使われるように思う。本来の意味が正しく理解されていないのではないかと疑われる用法も、頻繁に目にするのである。
ただし、相対性効果を考えると自信は持てない。私は大学卒業以来もずっと大学にいて普通の仕事には就いたことがなく、どう控えめに見ても世間一般の常識を身につけているとは言えない人間である。そのような自分を基準にすると、相対性効果が強く働いて、国語として認知された正当な言葉遣いを奇妙なものと断じかねないからである。
そこで、誤りあるいは不適切と思われる表現が使われるのはなぜなのかを、自分の素朴な感覚に頼るだけではなく、なんとか客観的かつ合理的な説明ができないかと思案して書き綴ってみた。自分の専門分野で分析して、どのような説明が可能であろうかと考えたのである。作業を始めるとなかなか楽しく、当初は考えてもみなかった結論に至り、自分自身を驚かすこともしばしばあった。私が経験した楽しさや驚きが読者に伝わるならば、幸いである。」(「あとがき」より)

内容(「BOOK」データベースより)

日常に溢れる奇妙なコトバに秘められた、意図せざる「戦略」とは?気鋭の経済学者がゲーム理論を駆使して日本語を斬る!目からウロコのエコノミック・エッセイ。

登録情報

  • 単行本: 294ページ
  • 出版社: ダイヤモンド社 (2010/2/13)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4478012806
  • ISBN-13: 978-4478012802
  • 発売日: 2010/2/13
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 3.0 タイトルからすると肩透かし, 2010/12/1
レビュー対象商品: コトバの戦略的思考―ゲーム理論で読み解く「気になる日本語」 (単行本)
ゲーム理論で読み解く「気になる日本語」とあるが、それも一部。

主に、経済学者である著者が、昨今の「よろしかったですか」とか「・・・のほう」とかのコトバについて
文句をたれる経済学的エッセイでしょうか。

まあ、いいじゃないですか?というひねくれ観もあったりで
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5つ星のうち 3.0 息抜きにどうぞ, 2011/2/6
レビュー対象商品: コトバの戦略的思考―ゲーム理論で読み解く「気になる日本語」 (単行本)
たいそうなタイトルがついていますが、内容は最近の日本語について感じた違和感や疑問点を感じた筆者が経済学という視点も交えながらあーでもないこーでもないと分析していくという、エッセイものです。
取り上げられる日本語は「お疲れ様」や「よろしくお願いします」などの(日本語特有の)あいさつ言葉から「やばい」「義理チョコ」、「デフレ」など、多岐に渡ります。
”戦略”とタイトルにつくほど専門的でないですし、新規性のあるような内容ではありませんが、とにかく筆者の文章の巧みさやユーモアのセンスに没頭してしまい、約300ページがあっという間に終わってしまいました。
エッセイとはいってもただの与太話ではないので、経済書の息抜きとしては良いと思います。
ただ、”ゲーム理論”は後半に少し登場するだけで、この本の主役ではありません。
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12 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 言葉に対してなんとなく感じる違和感の理由のヒントを知ることができる, 2010/2/15
レビュー対象商品: コトバの戦略的思考―ゲーム理論で読み解く「気になる日本語」 (単行本)
一言:言葉の一つ一つに、戦略がある

*********【ビジネス本コンシェルジュ・石川の視点】***********
■よろしくお願いいたします
詳細を明確に書くと、上下関係がはっきりするので
この言葉を良く使うとの事です。

■お疲れ様
朝から「お疲れ様です」との電話、メールには
なにか違和感を感じます。
朝の通勤の疲れに対するものなら納得ですが。
この本にはなかったのですが、
お疲れ様とは、実際に肉体労働(田んぼなど)をし
疲れた人へのねぎらいの言葉です。

疲れていないが、苦労して仕事をした人に対しては
ご苦労様がベストなのです。
しかし、そこはこの本にもありましたが、
苦労するのは指示された下の人で、
その人をねぎらうのは上の人だから上の人から掛ける言葉になったのです。

この本ですばらしかったのは、
・お疲れ様は上下関係がないときに使う
・相手の疲れをねぎらいつつも、その疲れは自分とは関係ない第三者がに原因がある
・疲れているのは相手だけでなく、自分もである。お互いを慰める効果がある
こういう戦略があるから、挨拶として定着したのでは
と考えているところです。

言語学ではここまでの見解が出なそうです。
梶井さんの考えに妙に納得できます。
************************************************************

他にも言葉の戦略について書いてあり、納得できる説明が多くありました。
言葉のあいまい戦略は、相手を気遣うところから
生まれたように感じます。
相手を思いやる点がある限り、言葉遣いは明確にはならない気がします。

しかし、だからと言って、言葉遣いの乱れをすべて受け入れるのも
どうかなと思います。
時代が変われば言葉も変わります。
数十年前との言葉遣いだってだいぶ変わっています。
変化を受け入れつつ言葉遣いの正しさを保つ
バランスが必要だな(ちょっと無責任ですみません)と感じました。
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