内容(「BOOK」データベースより)
―あたしは自分で引いた道をまっすぐに進む。自分が勝手に選んだ道だからこそ、その道の奴隷になる。孤児院から人生をはじめ、自力で莫大な富と名声を手にした世界的ファッションデザイナー、ココ・シャネル。彼女はコレクションのショーの最後をウエディングドレスで飾ったことがなかった。なぜか―。「働く女の先駆者」シャネルのゴージャスな恋愛、仕事への情熱、結婚への想いを、「嫌悪の精神」に富んだ「シャネルの言葉」を織りこみながら、コンパクトかつ濃密に描き出す。シャネルからのメッセージがつまった、熱くてスパイシーな一冊。
著者からのコメント
シャネルに興味を持ってから、もう15年が経つ。その間、何度か、人前でシャネルの生涯について話す機会があったが、そのたびに会場の反応に驚いた。他のテーマのときと比べて熱気が違う。
(略)
参加してくれた人たちは、ファッション業界の人であるとか歴史研究とか、そういう専門的な目的を持たない。そんな彼女たちが面白がってくれたテーマは「シャネルという生き方」、つまり、「シャネルの人生を簡潔にたどりつつ、そこから現代に生きる私たちへのメッセージをすくいとる」というものだった。だから本書の構成も、同様のものにした。シャネル自身の言葉もできるがきり入れた。
(略)
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参加してくれた人たちは、ファッション業界の人であるとか歴史研究とか、そういう専門的な目的を持たない。そんな彼女たちが面白がってくれたテーマは「シャネルという生き方」、つまり、「シャネルの人生を簡潔にたどりつつ、そこから現代に生きる私たちへのメッセージをすくいとる」というものだった。だから本書の構成も、同様のものにした。シャネル自身の言葉もできるがきり入れた。
(略)
----シャネルはなぜウエディングドレスを拒んだのか。
この問いに対する答えはひとつではない。シャネルの強烈な人生の場面場面で、それぞれの答えがある。
(略)
ときおり、シャネルが生み出したファッションの世界で遊んで、シャネルからのメッセージに耳を澄まして、87年の人生を、ともに終えたとき、何が残るだろうか。
シャネルが命をかけて伝えたいと願った思想、人生のスタイル。それが、たとえ小さなかけらであったとしても、読者の心に残ってくれたら、私はとても嬉しい。
(以上、序章「シャネルはなぜ ウエディングドレスを拒んだのか」からの抜粋)
ここからはじまって、14の章を読んでいただいて、「終章」。
「私は、自分の思い込みに過ぎないかもしれないこの発見に、ひとり胸をつかれ、シャネルそのひとを抱きしめたいと思った。
これは最初から意図していたことではない。これはほんとうに思いがけない展開だった」
ここを読者の方々がどのように受けとってくださるのか、私は大変興味があります。
2009年8月20日 山口路子
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山口 路子
1966年東京生まれ。大学卒業後世界史講師を経て92年にアートサロン「時間旅行」設立。レクチャーや美術・写真展の企画を行う。活動休止後2001年に軽井沢へ移住。講演のテーマは「表現者として生きた女性」「画家とモデルの恋愛模様」など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1966年東京生まれ。大学卒業後世界史講師を経て92年にアートサロン「時間旅行」設立。レクチャーや美術・写真展の企画を行う。活動休止後2001年に軽井沢へ移住。講演のテーマは「表現者として生きた女性」「画家とモデルの恋愛模様」など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)