オードレィ・トトゥの凛とした美しさ、アンヌ・フォンテーン監督の妥協のない映像美に酔いしれます。
また、最後のシーンにでてくるシャネルのドレスの美しさには、ため息しかでません。
コルセットでウエストを締め付け、ぼうしにゴテゴテの飾りを先を争って飾り立て、
ありったけのジュエリーを見にまとう、上流階級の女性の装いに真っ向から対立。
喪服でしかなかった黒を基調に、楽に動けるシンプルなドレスでエレガントさを勝負したココ・シャネル。
あの時代ですから、孤児院から身を立てるにはまず、裕福なパトロンの愛人になることからしか
はじめられなかったのは悲しい事実ですが、楽な暮らしを捨てて、パリでまず帽子やさんから
自立への道を歩いたところが、非凡です。
並大抵の努力ではなかったと思います。
それにしても、
フランスの美意識の高さ、フランス語の美しさ、文化の奥深さ。
とにかく、美しくエレガントな映画です。
成功するまでの映画なので、成功してからがちょっとなのが、いまひとつ物足りなさを感じるのは
アメリカ的発想なのかも。
ハッピーエンドは、かなり控えめで、意味深な終わりかた。そこがまた、フランスらしい奥深さなのかも。
# by ysfootsal | 2010-01-24 17:39 | えいが | Trackback | Comments