発売日を待ちきれず全力でお店へ自転車を漕いで買ってきました。
さておき。一度、本編第4巻との合間に、短編集である「ココロコネクト クリップタイム」を挟み、
そこでの伏線や経緯を経て発売された本編第5巻となるのが今作です。
これから以下に、ぎりぎりネタバレにならない範囲でレビューしてみます。
まず、初期メンバーの5人は、<ふうせんかずら>が起こす現象に対しても、随分と場慣れした感じです。
そのため、今作でスポットライトが当たるのは、短編集で新登場した新入生の宇和千尋と円城寺紫乃の2人。
・綺麗すぎて手が届かないことを認められず最初から匙を投げ、五角形を壊そうとする側。
・憧れてはみるものの、勇気がなくて手を伸ばせない自分を悲観し、何も出来ない(しようとしない)側。
2年生組の強い絆という眩しい光景を2人が目の当たりにしたとき、それぞれ何を思いどう行動し、
何を経験し、最終的にどう動き、そして変わっていくのかという一部始終がまとめられています。
全体的には、今までに比べシリアス感が1〜2割増といった感じです。クリップタイムの反動でしょうかw
しかし、大筋は良くも悪くも既刊と同じ流れと言われると否定できないので、読者的には展開も随分先読み
しやすくなってしまったとは思いますし、そうしたマンネリ感は確かに回避できないと思います。…が、
その中でも新鮮な楽しさを届けてくれようとする作者の庵田定夏氏による努力がとても熱く感じられます。
(発売周期1ヶ月遅れの理由が、そうした努力に起因するのでしたら嬉しい限りですが…。)
個人的には別に、毎巻同じ流れという水戸黄門的な作品になったとしても構わないと思いますが、
その1点についての評価は今後、ファンの方々の中で分かれていくかもしれません。
ともあれいつも思いますが、本作品はシリーズを通して、若い学生さんにより沢山読んで欲しい本として推奨したいです。
まとめの評価としましては、長所短所、そして今後へのさらなる期待を全て含め4.5点とさせて頂きました。(表記上は5点)
そして今後も、ドラマCD第2弾発売決定やアニメ化決定等の朗報を含め、心から応援していきたいと思います。