韓国メーカーCOWONのポータブルメディアプレーヤー。韓国メーカーと言って侮ってはいけない。日本で発売されているメディアプレーヤーとの大きな違いは「規制事が少ない」ことに尽きる。この1点だけで、よっぽどこちらのプレーヤーのほうが「買い」だ。更に物としての信頼性は日本産に迫る勢い(もしくは同等)である。
とにかくCOWONが出すプレーヤーは対応ファイルが多く、全世界的にみてもバランスの良い製品が多い。COWONはアップデートを頻繁に提供するので安心感もある。
私は2機種前のA3からの買い替え。A3もかなり良いプレーヤーで言うことなしだったのだが、世の中がハイビジョン化してきてA3で出来ることにやや無理が多くなった為に買い換えを決心した。
良い点……DVD同等の解像度(1280x780)までの再生がOK。
A3で不可能だったmp4(AVC/H264)の再生が可能になった。
FLASH再生に対応している。
音声イコライザが充実していて、ヘッドフォンを通した音は綺麗で満足できる。
画像やテキストが縦表示に変更可能。小説や漫画などが読みやすい。
バッテリーが従来品よりやや持つようになった(充電は3.5時間、再生は10時間)
放電具合もゆっくりめである
SDHCに対応したスロットを標準装備している(現在SDHC-32Gまで対応)ので下のグレードを買っても満足できる。
画面サイズは4.8インチで従来品中、一番大きい。
液晶の見た目の画質はA3とほぼ同クラスかと思われた。
転送はPC接続の上、ドラッグ&ドロップでいける。カテゴリファイルも自由自在に作成可能。
OSがWindowsCEであるからか、とても色々なファイルに対応する。
WindowsCE画面に抜けられるので、対応ソフトが使用可能かも?
悪い点……基本的にWindowsのタッチスクリーンなのでiPod touchなどの静電方式のような快適な操作性は期待出来ない。
(特に早送り・巻戻しで微妙な加減をするにはスタイラスペンがあったほうが快適)
動画をTV出力すると2つのサイドボタンでしか操作出来なくなる。しかも早送り・巻戻しはやや難あり。
(操作可能なのは「早送り」「巻戻し」「画面サイズ調整」「一時停止」)
フルHDの時代だと言うのに1440x1080の解像度に対応していない。
本体音声出力がモノラルで、しかも最大音声がやや小さめ。これはスピーカーが背面にあるせいも。
トップメニュー(ランチャー)が非常に見づらい。可愛いデザインとかで、ちょっと実験的だが実用性に欠ける。
出力端子が専用形状である。断線したら買い足す必要がある。A3のような汎用ミニUSBにして欲しかった。
TV出力用のケーブルは一切付属していない。出力したい人は別売りのケーブルを同時購入する必要あり。
総括………現状、最も魅力的なPMPだとは思う。
しかしA3の完成度から比較すると、もう少し足りないと思う箇所が少々ある。
タッチスクリーンの採用は別にかまわないが、そのために操作性が損なわれていて残念。
(ソフトアップデートレベルで改善する余地はあるが)
積極的にタッチスクリーンとした理由に欠けるし、うまく生かし切れていない。
いつもながらCOWONのファイル対応の多さは圧倒的な魅力で、
やはりそれがワンランク魅力的なハードへと押し上げているのは確か。
液晶画質は非常に綺麗なので迷ってる方は一度実機をご覧になると良い。
参考………対応フォーマット:AVI,WMV,ASF,MP4,MKV,MPG,DAT,TS,TP,TRP,M2TS,3GP,VOB,FLV 対応コーデック:Divx,Xvid,H264,MPEG
OS・CPU:WindowsCE6.0,ARM11