初めから高卒程度の知識と数学から始まるので唐突ですが、必要な説明は含まれています。
前半は数値解析による弾撃ちのシミュレーションから始まり
中盤は外力や空気抵抗といった内容に対して、船と飛行機をモデルに
力のかかりかたの解説していますが、船や飛行機のシミュレーションをしている訳ではないので
どこに焦点を当てたかったのか考えさせられます。
後半はリアルタイムな剛体の車と物体の衝突を解説していますが、車の挙動自体の
シミュレーションをしている訳ではないので、やや不恰好にも思えます。
いろいろな乗り物が出てきてゲーム開発向けぽい内容ですが、この本で実現できるのは
瓦礫やブロックなどの衝突をリアルにできるまで(加えて飛行中に他物体との関係を考慮)
といった内容で終わります。
(発売されてから時間が経過していて悪いのですが)この本の難点は、文章、式、サンプル自体に
多くの誤文が含まれている点です。新しいサンプルでは、力の表し方すら変わっています。
初版以外だと判りませんが、最初に作者のサイトから正誤表を見て訂正しておくべきです。
また後半のサンプルは描画にDirect3DRMを使用していて、パラメータをリビルドしなおして
動作を確認する、という事自体が現在はやりにくいと思います。
(私はDirect3DRMアプリをリビルドできるSDK自体が見つからなくて諦めました)