日本のゲーム雑誌No.1の『ファミ通』の発行元である
エンターブレインの社長・浜村氏。
本書はファミ通で作成した当時の最新のデータを多用し、
わかりやすい構成になっている。
この本のために作成したデータもかなり多いように見える。
また、文章量も正直多くはないので、
週末に読めば簡単に読みきれる情報量なのも良い。
ここ数年、激動を続けたゲーム業界の動向を一覧するには良い
本だといえよう。
ただし、浜村氏にとって、やや専門外の
PCオンラインゲームや、ゲーム内広告については
突っ込みが薄く、物足りなく感じる部分があるといえる。
もともと「ゲーム業界の応援団でいたい」と宣言している
浜村氏だけに、たまに「分析」や「展望」ではなく、「(ゲーム業界が
こうなってほしいといった)願望」になってしまっている部分や記述が
いろいろとあるのは苦笑せざるを得ない。
ゲームの素人、もしくは業界から少し離れていた人には
オススメできる教本だが、ゲーム業界最前線の人には
正直物足りない本といえる。