内容紹介
中央集権的機関のない国際社会で法の持つ意味とは。激動の時代に国際法の果たす役割を、ゲーム理論を用い新進気鋭の学者が問い直す。
国際法には、国内法のように法を作り強制する上位機関が存在しない。それに適応した国際法のユニークな制度が慣習法である。本書は、自国の利益を考えつつ戦略的に行動する国家と、その行動から生まれてくる慣習法の間の相互作用をゲーム理論で分析し、慣習法が国際社会で果たす機能を説く。国際法にゲーム理論を適用した本邦初の研究書。
推薦のことば
「尖閣列島問題、北方領土問題、在日米軍基地問題など国際法が問題となる事案は急増している。また、地球温暖化問題や生物多様性問題、WTO事案、さらには国際結婚など、国際法的な問題が我々の日々の生活に直結する時代となっている。『国際化の時代」という言葉は既に使い古された感もあるが、『グローバライゼイション』が標語としてではなく言葉の真の意味で日常化したという意味で現代は『国際法の時代』と呼べるかもしれない。本書は、国際法について経済理論やゲーム理論を用いて基礎理論を展開する日本で最初の書物であり、現代日本人の必読書となるであろう。」
―太田勝造(東京大学大学院法学政治学研究科教授、法社会学)
内容(「BOOK」データベースより)
激動の時代。中央集権機関のない国際社会で、法は救世主となりうるのか。自国の利益を考えつつ戦略的に行動する国家と、国家の行動から生まれてくる国際慣習法。その相互作用をゲーム理論で分析し、慣習法が国際社会で果たす機能を、新進気鋭の学者が問う。