主人公がある「目的」のために、いくつかの難関を乗り越えて、最終的には「目的」を達する。そういったゲーム的な物語の作法について書かれた本です。
ゲームの物語はどういう盛り上がりを見せるべきか、どういう段階を踏んで物語を進めていくべきか、シナリオのテンポはどうあるべきか……またそういった論のほか、実際に物語を作るために役に立つであろうツールも用意されています。このツールはネットでPDFファイルとして配布されているのでとても便利です。
ゲームの考察のためドラゴンクエストの7および8、ファイナルファンタジーの9と10が取り上げられていますが、かなりストーリーの深くまで記述されているため、現在プレイ中の方やこれからプレイすることを考えている方はその辺りは読み飛ばすなり何なりしたほうが良さそうです。
ゲームの考察、「善」「悪」とはどういうことか、など純粋に面白い内容もあって、実践以外の部分でも興味深く読むことが出来ます。
またゲームシナリオのための、と銘打ってありますが、普通に小説などで物語を作る場合にも充分参考になるかと思います。どちらかといえばゲーム寄りな物語にはなるでしょうが。創作活動全般に、役に立つ本ではないかと思います。