エクストラポレーションという言葉をご存知ですか。
世界AにBという設定を加えてCという新しい世界を創る。
言葉自体は
伊藤計劃記録で始めて知ったんですけど。
少し前に流行った能力系、魔法や超能力が使える現代ファンタジーが該当しますね。
魔法が使える、便利な世の中になったものだな。
でもちょっと待ってください、それで終わりではありません。
本書で触れられているのですが、テレポートの魔法があります。
中世ファンタージーと設定して
テレポートが出来るのだから手紙や貴重品は魔法使いに運んでもらう。
それでは今まで貴重品を運んでいた人は失業しますし、宿場町にも影響が出るでしょう。
お宝狙いの山賊さん達も軒並み職を失います。
はい、世界が大きく変わりましたね。
本書は誰も考えつかなかった斬新な設定を思いつくような本ではありません。
ただ「世界の成り立ち」について浅くではありますが書かれています。
どんなに小さいことでも少しでも実際の歴史と違うことがあればバタフライ効果で大きな違いになってくる。
分かってはいるが敢てやらないと、知らないし考えたこともなかったとでは大きな違いがあります。
シナリオを書く人間は一度は読まなければいけない良書です。