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16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ものづくりする人は是非読んで欲しい一冊,
By 桂恵 (大阪) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ゲームの父・横井軍平伝 任天堂のDNAを創造した男 (単行本)
「枯れた技術の水平思考」とはどういうことなのか、横井さんの仕事を通じてその横井哲学が自然と伝わってきます。 何も特別なわけではない。 でも真似できない。 できそうでできない。 「枯れた技術の水平思考」と聞くと、何か「発想法」のようですが、 あくまでそれは土台にすぎなくて、そこに横井さんの信念を一本、 誠実に、実直に、貫き通すことで、数々の成功を成し遂げてこられたんだなと。 読んでて何度となく目頭が熱くなりました。
38 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
横井軍平流ものづくり哲学,
By drumachaki (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ゲームの父・横井軍平伝 任天堂のDNAを創造した男 (単行本)
ウルトラハンド、光線銃、ゲーム&ウォッチそしてゲームボーイなどの商品を世に送り出し、任天堂を世界のNintendoへと変貌させた今は亡き横井軍平。著者は実際に生前の横井氏と接し、その人柄に触れている。だからこそ、その分析には信憑性があり、安心して読む進めることができる。本書は「枯れた技術の水平思考」の説明から始まり、任天堂のへ入社、代表作の開発秘話、そしてバーチャルボーイ、ゲームボーイポケットを開発し任天堂を去るまでを順に追っていき、それぞれの横井氏の心情や考えを本人の珠玉の言葉と共に分析されていく。また氏の作品をカラー写真で紹介し、巻末には直筆のかわいいイラストも掲載されており、資料的参考的価値も十分にある。 横井氏は仕事には自分にも人にもプロとしての厳しさを求める。しかし、自分の発明品でちょっとしたイタズラをしたりとお茶目でもあり、その性格もしっかり製品に生かされている。また、左手が不自由でゲームボーイの十字キーが使えない子供のために会社に内緒でボタンとキーを左右入れ替えてあげたりと優しい人柄も持ち合わせる、人間として素晴らしい人だと知った。 そして、真面目(とある失敗で悩み過ぎ、食もままならず栄養失調にまでなったことがあるそうだ)で、謙虚でもある。天才と言われることを嫌い、こう述べている。 『天才だとか言われるよりも、どこにでもいる普通の人が努力を積み重ねてきたから、世間から認めてもらえる仕事ができたと言われる方がよっぽどうれしいんです。』 行間からは職人気質のオーラが滲み出てくる。開発の中で多くの苦労を経験したからこそ、成功を味わえる喜びを知っているのだろう。 気になるバーチャルボーイに関しては、実は携帯して遊んでもらうために考え出されていた(本書に考案された図が掲載されています。現に「肩架型画像表示装置支持具」、「保持具」として特許も出願されていた)のは驚きだった。失敗に終わったが、先見の明に富む横井氏の考えは、決して揺るがせたくないものづくりへの哲学が込められていることを窺い知ることができる。 「枯れた技術の水平思考」に基づき考え出されるアイデアへのこだわり、そして誰よりも純粋にものづくりを愛した横井氏はもうこの世にはいない。しかし、残された作品から伝えられるメッセージは、安易な高等技術への傾倒や本当にいいものが見えにくくなった時代だからこそ、よりいっそうの輝きを放っている。最後に横井氏の言葉を。 『精密で迫力がある写実的な画像が、けっしてゲームの理想的姿ではないはずです。現実をデフォルメしたシンボリックなもので、どれだけ人間の想像力を刺激できるかというのが、ゲームという遊びの本質です。』 横井さん、世の中があなたに追いつけるのは、まだまだ先になりそうです。
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ビジネス書の衣をかぶったゲーム館,
By
レビュー対象商品: ゲームの父・横井軍平伝 任天堂のDNAを創造した男 (単行本)
「発想の転換」、「チャレンジ精神」について気づかせてくれることが多く、特に若い技術者におすすめしたい本。他の人が言われているように、横井軍平ゲーム館 RETURNS ─ゲームボーイを生んだ発想力との重複箇所が多いので、どちらかでいいと思う。 山内氏、宮本氏との関係、ドンキーコングの開発秘話、バーチャルボーイの話は本書のほうが詳しい。 また、ゲーム業界に詳しくない人が読んでも分かるように補足が多い。 総じて、内容的には本書のほうが濃いが、前書から付け足された筆者の想像部分をよしとみるか、余計と見るかで評価が分かれる。 ・ゲームファンなら横井軍平ゲーム館 RETURNS: 表紙デザインがかっこいい。一応、横井氏著とされている。 ・一般のサラリーマンとしては本書: 内容豊富、値段も安い。こだわらないならおすすめ。 復刻本と同時期に同じような本を出す商魂には賛否あるが、個人的には両方に軍配を上げたい。 ただ、二番煎じということと、どちらか一冊で良い点で星は4にしました。
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