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しかし、なかなか良いなと感じたのは、審判になった動機を書いているあたりかな。コッリーナさんの場合、高校時代に友人から「審判の研修コースに参加しないか?」と誘われたことからすべてが始まったそうです。あまり自分のことを語りすぎるのは良くない感じているのか、そこらへんは短く書いてあるのですが「ある日、自分の町にある審判の地域支部へ行き、審判コースに参加するための申込書に記入する。そういうすべての動機は、サッカーへの情熱である」(p.152)というあたりは、なんか、聖職者になることを決意するような趣きもあって、なかなか良かったです。考えてみれば、サッカーのレフェリーは、まるで精霊のように飛び交うボールに奉仕する聖職者なのかもしれません。
そして、コッリーニさんは偉大な選手たちと知り合い、彼らのプレーを間近に見られることは最高の喜びであることも正直に書き残します。02年のW杯決勝、2点差がついている状況で、コッリーニさんは「ウィニングボール」のゲトを狙います。ずーっとボールをキープしていたブラジルの選手を追いかけ、獲物を捕らえるという。
しかし、イタリアで活動している2万50000人の審判のうち、セリエB以上で審判できるのはたった35人しかいないという情報は新鮮でしたね(p.170)。サッカー選手以上に彼らは選ばれた人たちなのかもしれません。
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