さて、ゲーム理論、情報の経済学は最も関心をひく経済学の分野です。入門書では物足らず、かといっていきなり上級者向けだと挫折する。洋書も読めない。翻訳書では訳文がダメで意味がわからない。と言う読者にはうってつけだと思います。九州大学関係者が執筆したシリーズの学部3,4年生および大学院向けとなっていますが、内容は訳のわからない論理記号や数式などは極力控えられて読みやすい内容です。これを読めば上級者向けのゲーム理論などの本を読むことも可能だと思います。ミクロ経済学では非常にトピックな内容をコンパクトに纏めて内容も及第点をつけることが出来ます。これを読めば入門書では物足りなかった人は勿論、上級者向けの橋渡し的な本としては最適な物だと思います。日本はこういう隙間を狙った本が少ないので評価できます。日本は入門書はレベルが低すぎて、上級者向けだと挫折させるようになっているので、この点を踏まえても良書だと思います。