内容紹介
ゲーテの言葉は、ことごとく危険でカッコいい。
今よみがえる、至高の賢者の処世訓。
「日々は迷いと失敗の連続だが、時間を積み重ねることが成果と成功をもたらす」
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe 1749年8月28日~1832年3月22日)は、
日本では小説『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』、
叙事詩『ヘルマンとドロテーア』、劇詩『ファウスト』などの文学作品を生み出した小説家、
劇作家としての顔が有名ですが、実際は政治家、自然科学者、哲学者など、多様な顔を持
っています。特に、政治家としては、ワイマール公国の宮廷顧問、その後、枢密顧問官、
政務長官〈宰相〉も務めるなど、行政手腕も持ち合わせています。
そんなゲーテが残した至高の名言200余を、哲学者の適菜 収が、激動の今を生きる読者の
ために選んで1冊にまとめました。
ゲーテの影響を受けた人々には、ナポレオン、ショーペンハウエル、ニーチェ、
カール・マルクス、レーニン、シュレーゲル兄弟など、数え上げたらきりがなく、
日本でも、森外、芥川龍之介、太宰治、三島由紀夫、倉田百三、堀辰雄など、
多くの文学者・哲学者がいます。
「私は、このごろ、ゲエテをこそ、わが師なりとして、もっぱら仰ぎ、学んでいる」
(太宰治『春の盗賊』)
「ゲーテは、どの点からみても、ドイツ人を超えていたし、またいまでも超えている」
(フリードリッヒ・ニーチェ『人間的、あまりに人間的』)
内容(「BOOK」データベースより)
著者からのコメント
本書を企画したのは3年ほど前のことです。
私はニーチェを読み始めて20年くらいになるのですが、ニーチェはプラトンからカント
に至る哲学者たちに罵声を浴びせる一方で、ゲーテをこよなく愛しました。ニーチェ哲学は、
ゲーテに大きな影響を受けています。そこで、ニーチェとゲーテの関連性について調べてい
くうちに、ゲーテの魅力にはまり、その言葉をいかに破壊力のある形で見せることができる
かと考えるようになりました。昨年夏に本書の執筆を始め、10月には原稿は完成していま
したが、今回無事刊行の運びとなりました。
ニーチェがゲーテから受け継いだのは、知識ではなく教養だと思います。
教養とは価値判断ができるということです。
なにが一流で、なにが二流なのか?
なにを読むべきで、なにを読むべきではないのか。
なにを聴くべきで、なにを聴くべきではないのか。
教養とは、守るべきものと捨てていいものを決定する指針です。
教養とは、資格や学力とも違う。
歴史と現実に向かう態度、周囲との間合い、作法にかなったものに対する礼儀、つまらな
いものに対する軽蔑。こうしたヨーロッパで脈々と引き継がれてきた教養を一身に背負った
のが、ゲーテだと思います。ゲーテ以降、彼に匹敵するような大教養人は生れていない。
だから、「なによりもまずゲーテに学ぶべきだ」と考えたのが執筆の動機です。
適菜収
著者について
著者について
Johann Wolfgang von Goethe 1749年8月28日~1832年3月22日
ドイツの詩人、劇作家、小説家、哲学者、自然科学者、政治家、法律家。
ドイツ中部のフランクフルト・アム・マインに生まれ、ライプチヒ大学、
ストラスブール大学で学び、自由な感情の発露を目指すシュトゥルム・
ウント・ドラング運動に参加。また、政治家としては、ワイマール公国の宮廷顧問、
その後、枢密顧問官、政務長官〈宰相〉も務めた。
代表する文学作品としては、小説『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの
修業時代』、叙事詩『ヘルマンとドロテーア』、劇詩『ファウスト』などがある。
ゲーテの影響を受けた人々には、ナポレオン、ショーペンハウエル、トーマス・マン、
カール・マルクス、レーニン、シュレーゲル兄弟など、数え上げたらきりがなく、
日本でも、森外、芥川龍之介、太宰治、三島由紀夫、倉田百三、堀辰雄など、
多くの文学者・哲学者がいる。
編著者:
適菜 収(てきな おさむ)
作家。哲学者。
1975年、山梨県生まれ。
早稲田大学で西洋文学を学び、ニーチェを専攻。また、ゲーテなどにも造詣が深い。
著書に、ニーチェの代表作『アンチクリスト』を現代語訳にした『キリスト教は邪教です!』
(講談社+α新書)、イタコに乗り移って現代日本に降臨したニーチェを描く新感覚哲学
小説『いたこニーチェ』(飛鳥新社)などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1749年~1832年、ドイツの詩人、劇作家、小説家、哲学者、自然科学者、政治家、法律家。フランクフルト・アム・マインに生まれ、ライプチヒ大学、ストラスブール大学に学ぶ。政治家としては、ワイマール公国の宮廷顧問、枢密顧問官、政務長官(宰相)を歴任
適菜 収
1975年山梨県生まれ。作家。哲学者。早稲田大学で西洋文学を学び、ニーチェを専攻。卒業後、出版社勤務を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。