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ゲルマーニア (岩波文庫 青 408-1)
 
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ゲルマーニア (岩波文庫 青 408-1) [文庫]

コルネーリウス・タキトゥス , 泉井 久之助
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

民族大移動以前の古代ゲルマン民族について誌された最古の記録。古代ローマの歴史家タキトゥス(55頃-120?)は、開化爛熟のはてに頽廃しつつある帝政ローマと対照させながら、いま勃興し、帝国の北辺をおびやかす若い民族の質朴勇健な姿を描き出す。簡潔な筆致のなかに警世の気概があふれる。積年の研究成果を盛った訳書。

登録情報

  • 文庫: 271ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改訳版 (1979/4/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4003340817
  • ISBN-13: 978-4003340813
  • 発売日: 1979/4/16
  • 商品の寸法: 14.4 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 30,748位 (本のベストセラーを見る)
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ゲルマニアの諸族についてまとめた書物。警世の意図も込められていたらしく、当時のローマ
と対比させる形でゲルマン人を「高貴な野蛮人」として位置づけています。
「野蛮な連中だが、彼らの中には我々が失ってしまった何かがあるかもね」みたいな。

あと、諸部族の描写が、遠方にいけばいくほど、どんどん現実ばなれしていくのが笑えます。
「頭と顔は人間、そして胴体、四肢は野獣」である、、、っておぅい。
(ただ、タキトゥスは伝聞として保留している)。
このあたりは近代以前の地理感覚がナマで伝わってくる感じで面白かった。
このレビューは参考になりましたか?
24 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ミーミルの泉 トップ1000レビュアー
タキトゥスの名著『ゲルマーニア』です。ちょっと訳が古い感じもしますが、本自体は厚くないし、内容も面白いので読むのにさほど苦労はしないと思います。

念のために解説すると、古代のゲルマンを記した史料としては、カエサルの『ガリア戦記』と並ぶ有名な著作です。タキトゥスは紀元後100年前後にローマ帝国で活躍した歴史家。当時、爛熟の果てに頽廃の刻を迎えていたローマ帝国の視点から、いまだ荒削りで未熟ではあるが活力のあるゲルマン人を描いたのが本書です。

であるから、ゲルマン人に対するタキトゥスの羨望が混入していることが当然予測されるのですが、とりたてて差し引いて読み解かねばならない部分は特に無いと思います。ローマ人の著者が知り得る範囲で可能な限り、客観的に詳細に当時のゲルマンの様子が生き生きと描かれていると思います。

細かい部分で興味深かったのが、バルト海沿岸アエスティイー族の地で琥珀が採取される、という記述です。アエスティイーとは現在のエストニアのことです。

琥珀は中世の商業ルネサンスの時期においても、バルト海商業圏における主な商品の一つでしたし、現在においても琥珀といえばバルト海岸産が有名なようです。

ちなみに、本書の中で明に暗に記されている、熟しすぎたローマへの警句は、時代と場所を置換しても通用するように感じるのは私だけでしょうか?
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
最上の報告書 2006/8/15
訳文にもよるところが大きいとは思うが、報告書はかくあるべしという模範であると考える。現状と分析、そして考察というお決まりのスタイルだが、タキトゥスの優れた観察眼、そして洞察力には現代のわれわれも多いに学ぶところがある。考え方、姿勢は決して古くない。お手本にしたい。
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