主にローマとゲルマンの最初期の接触から、大移動が本格化する時代までがメインとなっています。が、大移動の終焉にいたるまでが本書の範疇でないことは注意してください。その結果、ノータッチの部族もあります。注目はやはりカラーイラストでしょう。ダキア人(表紙イラスト)、マルコマンニ族、ゴート族、フランク族、アングロ=サクソンなどの戦士が描かれ、さらに人物1人1人に番号をふって、巻末でそれぞれ解説してくれます。中でもフランキスカ(斧)を考案したフランク族のイラストはフランキスカの復元図としても興味深いです。別のイラストではサクス(剣)が描かれていますが、鞘に納まっていて刃が見えない! 惜しい! その他に鎌系の武器ファルクスや、斧系の武器の特徴がよくわかります。良いですよ。