どちらかというと、大企業の担当者ではなく中小企業の経営者向けに書かれた本で、
その分、概念的な説明よりも実践的な解説を多く含む広告戦術の本。
訳者がこの本を読んだときに「我が意を得たり」と思ったそうです。
それは、広告と他のマーケティング活動との融合について、この本の中で解説されて
いたからのようです。
でも、IMC(インテグレイティッド・マーケティング・コミュニケーション)の考え方は
アメリカでは20〜30年も前からある考え方ですし、マーケティング活動の一環ととしての
広告という意味では、コトラーさんの4Pの概念の中でも古くから解説されているとおりです。
それを今さら新しい考え方のように言うのはちょっと・・・
最後の方で訳者自身も言っているとおり、本書のタイトルで「ゲリラ」という言葉の印象が
強いですが、ここに書かれていることは特殊なことではなく、広告全般に関わる正攻法です。
そういった意味ではとくに目新しい物もありません。
ということでやや厳しく星3つですが、中小企業向け広告戦術の本として割り切ってみれば、
良い本だとは思います。
あと、もう少し図解とかを多くして欲しかったですね。