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ゲバラ最期の時 (集英社文庫)
 
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ゲバラ最期の時 (集英社文庫) [文庫]

戸井 十月
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

チェ・ゲバラとはどんな男だったのか。彼とともに生き、ともに闘い、その最期を見届けた人々の証言から浮かび上がる伝説の革命家の実像を追う。ゲバラの生涯を追い続ける作家、戸井十月は何度も自ら中南米に足を運び、現地取材を重ねている。中でも本作はゲバラの殺された場所を訪ね、偶然にもその最期の様子を知る人々に出会い、貴重な証言を得ている。最期の生身のゲバラに出会う圧巻の内容である。

プロローグ「2005年の5月から8月、4カ月かけてバイクで南米大陸を一周した。1997年から始めた「五大陸走破行」の4番目の旅だった。
南米に限っては必ず訪ねると決めていた場所が一カ所だけあった。ボリビア共和国サンタクルス州カミリ北方イゲラ村と、そこから60キロ離れた山間の町、バージェ・グランデ。エルネスト・“チェ”・ゲバラが殺された村と、その遺体が30年間秘密裡に埋められていた街である。」著者は、キューバを離れた後ゲバラがボリビアでゲリラ戦を展開し、チューロ渓谷の戦闘で捕らえられて小学校の教室で謀殺された現場を訪れる。そこで彼は偶然にも当時ゲバラに最後の食事を運んだ少女に会う。さらに遺体に触れたジャーナリストに会い、生家にも遭遇し、貴重な証言をひとつひとつ集め、ゲバラがいかに生き、殺され、隠蔽されたか、最後の瞬間をリアルに浮かび上がらせてみせる。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

ボリビア共和国の山間部に位置する町、バージェ・グランデ。キューバ革命を成立させた英雄、チェ・ゲバラが39歳の若さで謀殺されて以来30年にわたり、人知れず眠り続けた地である。革命家はなぜ殺され、遺体を隠されなければならなかったのか。ゲバラに最後の食事を運んだ少女や、彼の遺体に触れたジャーナリストなどの貴重な証言から最期の真実に迫った、著者渾身のノンフィクション。

登録情報

  • 文庫: 256ページ
  • 出版社: 集英社 (2012/1/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087467872
  • ISBN-13: 978-4087467871
  • 発売日: 2012/1/20
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
本書は、チェ・ゲバラの実像に迫ろうとする著者自身の精力的な取材をもとに構成されている。関係者一人一人に直接インタビューをして得た情報は貴重である。
ただし、(近日公開予定の映画のために)チェ・ゲバラに関する事実を予習したいのならば、本書は適していない。インタビューと書物からの引用、史実、そして推測などが同列で記述されているため、混乱しやすい。ほぼ同内容の記述が何度も出現するのも混乱の一因である(例えば22ページの終わりから23ページにかけてのチェ・ゲバラの生まれに関する記述は、デジャブかと思うほど69ページとほぼ同内容)。せっかくの取材を生かすためにも、情報を整理しておいてほしかった。
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By ぽるじはど トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 本書は、2007年2月に放送されたNHK・BSハイビジョンのドキュメンタリー、『チェ・ゲバラ 遥かな旅』を基にして書かれているので、TVチックな筆の流れになっているように感じた。

 著者には、同名の書籍もあり、TVと合わせてのりライト+フィデル、ゲバラの2番目の妻・アレイダなどの本からの引用もあり、本書は書き辛い仕事ではなかったろう。
 死の瞬間も、実際に射殺したボリビア軍兵士に取材したレヒナルド=ウスタリス=アルセのレポートを引用している。

 だがそこに辿り着くまでの、イゲラ村にて捕虜となったゲバラに最期の食事を運んだ元小学校教師フリア=コルテスとのバージェ=グランデでの出会い、コチャバンバ飛行場で見つけたレヒナルド著の『チューロ渓谷の戦闘とチェの暗殺』、南米一周中、偶然アルゼンチンからブラジルへの国境へ向かう途中で見つけたゲバラの生家と、「欲せよ、されば与えられん」ではないが、ゲバラに関する書籍を何冊も上梓し、旅を続ける作家としての著者だからこその邂逅が羨ましくもある。

 特筆すべき内容としては、イゲラ村周辺を巡回する医師であり、地元新聞社の通信員であったレヒナルドによる、殺された直後ヘリコプターと救急車で運ばれ1時間後公開された、バージェ=グランデ市内のセニョール=デ=マルタ病院・中庭洗濯場での死体の様子の証言がある。
 この証言により、ブラジルや欧州の新聞が、ボリビア政府による「戦闘で死亡した」との発表の嘘を、発信するに至ったのだ。

 また、キューバ革命から参加し、ボリビアでの闘いを生き延びたハリー=ビジェーガス=タマヨの証言も、生のゲリラ戦を伝えてくれる。

 何より、ゲバラに心酔する読者が勇気付けられるのは、ゲバラと共に歩んだ、今や70〜80代となった仲間や部下たちが、著者の「もし、チェが今も生きていて、次の旅にあなたを誘ったらどうしますか?」の問いに、誰もが間髪入れず当たり前のような顔で「もちろん一緒に行くさ」と、目を輝かせて答えた、とのくだりだろう。

 
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