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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最高のエンターテインメント,
By 綾の鼓 "綾鼓" (東京都板橋区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ゲッベルスの贈り物 (創元推理文庫) (文庫)
巻き込まれ型ドタバタミステリ。なのにしっかりした本格構造を持っている。大小さまざまなミスディレクションのトラップがそこかしこにあって、思い切り意識していても、容易くそれにひっかってしまう。多分にご都合主義の結末だが、それほど腹は立たないのは、荒唐無稽の話だからだろう。でも、最後の最後に、ヤラレタ!
5つ星のうち 1.0
オリジナリティが乏しい,
By
レビュー対象商品: ゲッベルスの贈り物 (創元推理文庫) (文庫)
叙述トリック、暗号モノ等々、読者を驚かせようとする仕掛けがあるものの、
どれもいまいちインパクトに欠けるというか、オリジナリティが乏しい。 読んだ後で「ココが凄かった」「このシーンは新鮮」と思わせるものが なかったため、物語全体としても薄っぺらく感じられた。 個人的に一番釈然としなかったのが暗号モノ。 ネタバレしない程度に突っ込ませてもらうと、暗号を残す必然性はなかったと思う。 暗号が書かれてあるモノが破棄されるリスク、解読する人物がいないリスク、 仮にいても協力的な人物ではないリスク等々、リスクが暗号を残すメリットを超えて いるため、リアリティが感じられない。 大事なシーンであればあるほどリアリティの優先順位を高く設定すべきだったと思う。
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
“目茶苦茶”と“緻密”を両立させた「怪作」,
By
レビュー対象商品: ゲッベルスの贈り物 (創元推理文庫) (文庫)
ある大型書店で「書店おススメ本」として、POPを立てて山積みされていたので思わず買ってしまった。
私にはあまり馴染みのない作家だったが、発表された作品は少ないけれどマニアの間では“知る人ぞ知る奇才”だそうだ。 著者のことばによれば、本書は「意外な結末に総毛立ち、思わず長い溜息を漏らす。そんな素敵な瞬間をあと何回味わえるのだろうか。いっそのこと自分で書いてしまえと考えて」執筆されたミステリーである。 謎のアイドル<ドミノ>捜しを社長に命じられ、調査を始める広告制作プロデューサーの「おれ」。著名人を次々に自殺に見せかけて暗殺してゆく殺し屋の「わたし」。物語は、このふたりのエピソードが交互に、無駄を省いた簡潔な文章で語られ、スピーディーかつミステリアスに進行する。 やがて、ごく普通のアル中の中年男「おれ」は、連続女性誘拐殺人の容疑者として全国に指名手配されたり、命を狙われたり、大変な目にあうのだ。 そして「おれ」と「わたし」が出会った時、第二次大戦時の旧ドイツ軍・ナチの秘密兵器《ゲッベルスの贈り物》に関する恐るべき謀略が浮かび上がる。 なるほど本書は、“奇才”が並々ならぬ決意と意欲を持って書いたミステリーにふさわしく、「本格パズラー」「歴史ミステリー」「暗号ミステリー」「国際謀略ミステリー」「ハードボイルド」「サスペンス」「ロマンス」「叙述ミステリー」と、いろんな要素を含んだ“目茶苦茶”と“緻密”を両立させた「怪作」だった。
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