カリスマラッパー、50CENTの自伝映画。
Eminem主演の映画「8 MILE」を楽しめた人には問題なく楽しめる映画だと思います。
50CENTがラッパーとして活躍する前の話なので、50CENTって誰?どんな人?50CENTを分からず曲を聴いてる人なんかにもオススメ。
この手のHIPHOP映画を見ると改めて痛感させられるのが、日本のSTREET、GANGSTAだを
言ってる若者ほど、現実のSTREETやGANGSTAを知らないんじゃないかと思います。
今の日本の社会でも、家庭になんらかの原因があったり、痛ましい過去を持った若い人が多いです。
そういう人がHIPHOPを好きになって、ラップをして「俺は10代からSTREETで育った」と言ってるのとは次元が違うと感じました。
50CENTのように、薬を売って贅沢をしたいが為に間違った道に進んでしまう。
それは、いわゆるスラムに生まれた人間の宿命ともいえるんじゃないでしょうか。
生きる為に薬を売り、のし上がっていくためにギャングになる。
それが日本のHIPHOPと根本的に違う所だと思います。
すべて自分自身や家族を守る為にHIPHOPに染まり、ギャングになる。
生きていく為にリスキーで危ない仕事をこなす。
それは決してかっこいい事ではなく、自分は悲しい運命だと思いました。
HIPHOPを深く聴いている人、GANGSTA!GANGSTA!とGANGSTAの本当の意味も分からずに
叫んでいる人、そしてラップなんて嫌いだ!と思っている人にも見てもらいたい映画です。