最初は盛口氏特有の「たのしいお話」かとおもって、読み出した。探検記だったからだ。しかし、緻密な調査があり、野菜の起源に迫るような知識の宝庫でもある。この値段にしてはお得感もおおきい。もちろん絵も綺麗だし、読んでいて飽きない。農学書のような読んでいてねむくなる野菜の知識の本はこれまでたくさんあったが、楽しく読めて、とても勉強になるこの本はおすすめだ。盛口氏は最近「まとまった知識を与えてくれる(見ても楽しい)本」を執筆される傾向にある。野菜という分野は意外であったが、新しい分野を開拓されたようだ。盛口氏が野菜マニア(?)であることも初めて知った。彼が野菜がカッコいいという理由を、我々がこの本の中で探検するのもいいかもしれない。