帝釈天の第二子ウイル・ブトゥークチが、地上の荒廃を鎮めるために人間の姿で降りたのが英雄ゲセル・ハーン。最初は『洟たれジョル(本当に洟たれてます!)』親にまで馬鹿にされているものの、めきめき頭角をあらわし、同じく地上に降りた天界の軍勢『30勇士』と共に人々を苦しめる魔王や悪王退治に活躍します。ゲセルや勇士たちも強いのですが、いつの間にか増えてる妃さま軍団も負けてはいません。あまりの美しさのため目をつけられてさらわれっぱなしのロクモ・ゴア(結構したたかな方です)、弓の名手で魔王討伐の際にはゲセルと出陣する『竜王の娘』アジェ・メルゲン。その他個性豊かな女性が登場。モンゴルというと女性は影が薄いような気がしていましたが、普段はおとなしいのにお嫁さん欲しさに火に手を突っ込むようなことをする王や、さらわれた奥さんを取り戻しに命がけで戦うゲセルたちを見ていると、モンゴルの歴史は女性のためにきづいていたのかも…とも思ったりします。モンゴルが好きな方はぜひ一度読んでみてください。…で、タイトルの意味はと申しますと…読んでからのお楽しみ!