原作版ではかなり魅力的なペン画で描かれた口絵でも有名な第18話『魔女人形』や第17話『猫仙人』が登場しますが、やはり当時の日本型アニメーションの限界で魅力は半減されてしまっています。
漫画版『ゲゲゲの鬼太郎』の魅力はなんといっても丹念に書き込まれた水木しげる先生のペン画で、当時リアルに書き込まれた漫画は殆んど有りませんでした。
水木しげる先生の場合特に日本の自然を舞台にした背景は絶品で、懐かしい昭和の町並み等は私等リアルタイムで見た世代はこれだけでノックアウトされてしまいます。
特にこの当時は水木しげる先生も絶頂期のタッチで、更にスタッフには超リアルタッチで後に有名になる池上遼一先生なども御弟子さんに居ます。
魅力半減も致し方あるまいと感じてしまいます…
今回の第3巻の見せ場は『吸血鬼エリート』前後編なのですが、やはり時代はもはや吸血鬼に怖さを感じる事が出来ず、新たに見る世代には魅力的なキャラクターでは無いように思えてしまいます。
むしろ第13話『地獄流し』の方が現世代にはゲゲゲの鬼太郎特有の意外性が有りインパクトがあるかも知れません。
第14話ではテレビ版『悪魔くん』、東映特撮番組やピープロ特撮で知られた売れっ子の高久進さんが脚本を書いています。