1巻で出版がストップしていた「ゲキトウ」が
完全版として370ページの全1巻単行本として帰って来た!
来たっ!これが逆境だ!の帯の文字も懐かしい。
あの名作「逆境ナイン」のキャプテン不屈闘志が
一度は離れたプロ野球の世界に再び挑戦しようとトライアウトを受けに来たのだ。
というか、トライアウトで真剣勝負をして新魔球をトライアウト中に生み出し
それで終わるという、実は何も始まっていない恐ろしいマンガである!
トライアウトに来てトライアウトが終わっただけの内容なのだっ!
しかし、あえて言いたいっ!
全てのマンガは何か始めなくてはいけないのか?
否っ!
同じ日常を繰り返しているだけの怠惰な作品もあるし
男女の三角関係で延々引っ張って結局何の進展も無くそのままの3人という作品もあるのだ!
そんなクソみたいな「何も始まらない作品」と一緒にされては困るっ!
このマンガには男の魂をゆさぶる何かが詰まっている。
「逆境ナイン」のような高校生がムチャに突っ走るというイキオイは
プロ選手の不屈には無い。
無いが、根本が変わっていないのだ。
悩んでいる島本先生が何度も不屈闘志に救われたと言っているが
その不屈闘志に読者も何人も救われているのだ。
その読者の思いも乗せての新魔球だと思ってもらいたい!
雲のハザマから光がオレたちに「ピシャァァァァッ」と降りてくるんです!
236〜7ページのように!
今巻で一番テンションが上がったセリフを記載する
『忘れていたが不屈っていうピッチャーはな・・・アレに強かったんだ
比類なくアレに強かったんだよ!!逆境だ!!!』
ふるえました心がっ!島本先生!ありがとう!
各話の表紙が不屈ファミリーのプライベートが描かれており
そっちの展開の話も読みたくなる素敵な手法です。