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ケースの見方・考え方―精神分析的ケースフォーミュレーション
 
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ケースの見方・考え方―精神分析的ケースフォーミュレーション [単行本]

ナンシー マックウィリアムズ , Nancy McWilliams , 成田 善弘 , 湯野 貴子 , 井上 直子 , 山田 恵美子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 4,200 通常配送無料 詳細
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ケースの見方・考え方―精神分析的ケースフォーミュレーション + パーソナリティ障害の診断と治療
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

本書は、前著『パーソナリティ障害の診断と治療』からさらに発展し、「診断をいかに
意味あるものに するか」という視点に焦点を当てて書き上げられた一書である。診
断面接で得た膨大な情報を、セラピストがクライエント一人ひとりの心理的問題の複
雑さや微 妙さを無視することなく、まさにその人だけに当てはまる全体的な精神力動
的フォーミュレーションを紡ぎ出してゆけるよう、8つの構成概念を示して詳細かつ具
体的に解説する。

目次
日本の読者のみなさまへ
まえがき
謝 辞
はじめに
主観的/共感的伝統について
世紀の変わり目にセラピストであるということ、心理療法を教えるということ
本書の構成
第1章ケースフォーミュレーションと心理療法のつながり
第2章 面接への導入
第3章 変えられないものをアセスメントする
第4章 発達的な問題をアセスメントする
第5章 防衛をアセスメントする
第6章 感情をアセスメントする
第7章 同一化をアセスメントする
第8章 関係のパターンをアセスメントする
第9章 セルフエスティームをアセスメントする
第10 章 病因となる信念をアセスメントする.
おわりに
おわりにあたってのアドバイス
付録:契約の例
参考文献
事項索引
人名索引
訳者あとがき

内容(「BOOK」データベースより)

アセスメントと治療をどう結びつけるか。多くの臨床家が抱える、この重要な問いに答える試みが本書である。世界の臨床家が評価した『パーソナリティ障害の診断と治療』の著者が、治療のためにいかにケースを理解するかという、ケースフォーミュレーションの技芸を解説する。

登録情報

  • 単行本: 295ページ
  • 出版社: 創元社 (2006/12/10)
  • ISBN-10: 4422113836
  • ISBN-13: 978-4422113838
  • 発売日: 2006/12/10
  • 商品の寸法: 21.8 x 15.4 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ご機嫌たまの宅配書店 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー
形式:単行本
 本書の8つの構成概念とは(以下、コメントは本書の内容のごく一部です)、
1、変えられないもの
 過去と他人は変えられないとよくききますが、
例えば、現実の親を変えようとこだわるより、
内在化された親(インナー・マザーとか)にこだわり、
責める親(超自我)をおだやかな暖かいものにゆるめてゆく試みをしたほうがよいようです。
 他に、気質、遺伝的な要因、病気や中毒の不可逆的要因、性別などの身体的現実、変えられない現在の状況、
個人史など。

2、発達的な問題
 人は「固着点」へと「退行」する…
 人は過大なストレスを受けると、現在の状況に似ていると感じる幼い頃の
問題への対処方法(固着点、退行点)に逆戻りする傾向があると言います。
(欲求不満とか困難に陥ると大人が突然に幼児的な反応をしてしまうことがあります)
 著者は、早期の課題が乳児期に適度に乗り越えられているときでさえ、大人になってからのストレスは
早期の課題を活性化しうるという見解を紹介し、支持しています。

3、防衛
 防衛については、各気質の用いやすい各種の防衛方法などを含め、前著『パーソナリティ障害の診断と治療』に
たいへん詳しくのっていますのでそちらもおすすめです。
 自分の防衛方法への気づきは回復のための大きな
要素のようです。

4、感情
 感情に気づき表現することの大切さなど…
 
5、同一化
6、関係のパターン
 
7、セルフエスティーム(自尊心)
 教えることはクライエントの心を傷つけやすい、
 セルフエスティームを傷つけることなく
クライエントに必要な情報を与える具体的なアプローチ(著者自身が使う語りかけの幾つかの例)がのっています。
 セルフエスティームの基盤を一つに限定するのでなく、その
基盤を広げてゆく有効性など…

8、病気の原因となる(歪んだ)信念
 無意識の考え方(信念)への気づきなど
 
 一般の方は、前著『パーソナリティ障害の診断と治療』
を先に読まれるほうがわかりやすいかもしれません。

 私のような素人でも、それなりに読めるし、
著者の深い人間理解と暖かみのある文章に助けを得られる場合があるように思い、
この分野にご興味のあられる方に広く推薦させていただきます。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By どぜう トップ1000レビュアー
形式:単行本
著者の前著『パーソナリティ障害の診断と治療』を「参考書」だとした場合、本書は実際の症例をベースにした、その「実例お手本集」なのかとタイトルから手前勝手に思い込んで購入してしまったのですが、両書は全く趣を異にしています。

本書がクライアント理解のための全体図とすれば、前著はその中の一部拡大図に相当します。
本書がクライアントを多角的に深く理解するという意味で、包括的な内容を扱っているのに対し、前著はその中の一部分、分析的な視点からのクライアントの病態水準やパーソナリティタイプ理解のための視点・理論などを記した書と言えましょう。

しかし、そのような内容の差だけではありません。
前著がどちらかというと教科書というか事典らしき雰囲気を伴った書であるのに対し、本書はあまり堅苦しさを覚えずに読み進められる、深い味わいを有した書なのです。
それには色々な理由が折り重なっていると思われますが、その中のいくつかとして、以下のようなものが挙げられると思います。

・ 精神分析の伝統的な教え(?)から外れた考え方や、著者の失敗談などが率直に語られていて、こんな大家の先生でも・・・・と驚いたり、励まされたり、うれしく感じられたりするような記述が含まれています。
・ クライアント理解が中心命題であって、著者の専門たる精神分析学的立場から記述が中心にはなっているものの、それに拘泥して他の立場・学派を否定することはなく、むしろ有効なものは何でも歓迎し、それを分析的な立場からも検討しようという寛容な姿勢に貫かれています。(様々な学派に精通するのが理想的ではあっても、それが許されるほど人生は長くないということのようです。)
・ それと関連して、巻末にリストアップされている多種多様な参考文献が、どのような意味で参考になるのかもわかりやすいです。
・ 浅学な評者には正否は判断できませんが、「フロイトはこんなタイプ人で、それが・・・といった事情に繋がっているのでは?」というようなお話も興味深かったです。

精神分析に拒否的な思いをお持ちでない臨床家の方には、広くお勧めできる一冊だと思います。

具体的な内容についてはあまり触れませんでしたが、商品の説明(出版社/著者からの内容紹介)や先行のレビューを参照していただければ幸いです。
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