こんなんじゃヤダもん!
あらすじ
冬子先生に憑依した鴉崩。
崩の謀略により変身を封じられた景は
なすすべもなく追い詰められていく・・・
逆境の鴉戦の壮絶な結末は?
感想
弱さ。
それが、この巻のテーマなのかも知れません。
まず一つに雪房の弱さがもろに描かれます。
しゅんとうなだれる姿はヒロイン級の可愛さで
真の(?)ヒロイン友恵さんの立場が危うし(と言うのは半分冗談)
今までは強い先達として描かれることが多かっただけに
これからの景との関係性を考えると一つの転機となるのは確実です。
そしてもう一つは連載中に物議をかもした景の
「やだやだやだやだ」のシーン。
私は初めて見たとき、あのシーンは出来れば描いて欲しくなかった
と思った派です(景のカッコいいヒーロー像が崩れるから)
でも読み返してみると、作者さんの景への描き方は
弱さを内包してるからこそ強くありたいと望む男の子として
描かれていました。完全無欠のヒーローではありませんでした。
それにまだ中学生ですし、
そう考えると、あのシーンはありです。
もしかしたら、弱さをさらけ出してなお、
認めあえる仲間がいるのなら、
その弱さすら力の糧になるのではと感じました。
おまけ漫画も相変わらずの充実ぶりで
(連載中のあるエピソードと絡めてくるところがまたにくい)
単行本を買って正解と思える良いマンガの内の一つだと思います。
読んでからの一言
受け継がれるはお待ちなさいの系譜