ケルベロス・サーガが大変好きなので読んでみた。
というよりこれらシリーズの作品を読んでいないと7割は面白くなくなるかと思う。
それはさておき、ドラマCDの発売もされず、ファンとしてはただただ待ち望んでいた”首都警の元祖”たるWW2ドイツ軍の装甲兵の秘話を本小説で垣間見ることができる。
ヒトラーが暗殺され、独裁者無きドイツがいかに戦争を終えて日本に勝利したかも伺える。
だがそもそもなぜ極東対日戦がおこったのか、ソ連はさておき西側連合軍とどう講和したのかなど依然として謎は残ったまま終わる。
WW2戦史が好きなものであれば物語終盤手前まで続く”引き”に興味を持って読み進めれるだろうが引きが終わった後があまりに描写としてはそっけなく感じるのが残念。
また、登場人物の名前がサッカーのドイツ代表(DFB)選手のオンパレードであり、DFBファンの自分としては適当な転用に少々残念である。
以前の”灰色の貴婦人”にあったような押井の作りたい作品を描いた、とは感じれず、逆にファンがいるんだから何かしら違う視点で書けばそこそこ売れるだろ?とりあえず書いとけよ、とでもいう感覚があるのだが考えすぎだろうか。
経緯からしてWW2の話しは確かにサーガの中では後付であるが、もう少し真剣に作品を詰めて欲しかった。
消化不良なため星2で。