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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
古代のブリテン島,
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レビュー対象商品: ケルトの白馬 (単行本)
サトクリフの小説は、歴史として頭では分かっているつもりだったことを、リアルな情景として、実感として、目の前にほうり出してくれる。 ケルト時代の物語を読むのは初めてではなかったけれど、これほど匂いのある、美しい情景があったなんて、 恥ずかしながら一度として考えたことがなかった。 そして、こんな風に生きた人がいたかもしれない、なんてことも。 本は薄いし、決して明るい話でもないけれど、読み終わったあとは余韻がいつまでも消えない。 時間の流れを突き抜けて現在に残るものにした主人公のわざに、人の強さを見た気がした。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
サトクリフ作品の結晶化,
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レビュー対象商品: ケルトの白馬 (単行本)
丘陵地に描かれた古代の遺跡「アンフィトンの白馬」。それがだれによって,なぜ,どのようにして描かれたのか?俯瞰的な視座から民族の興亡を丹念に掘り起こし物語が紡ぎだされる。「第九軍団のワシ」「ともしびをかかげて」「銀の枝」の大作である三部作に比べれば確かに小品といえるかもしれない。しかし,古代のイギリスと舞台としたサトクリフの作品の特徴を簡潔に凝縮し,結晶化した作品と言えるだろう。孤独を背負い運命に立ち向かう主人公,民族の興亡をかけた戦い,そして友情・・・。現代の吟遊詩人が太古の歌を歌う。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最後の2行。,
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レビュー対象商品: ケルトの白馬 (単行本)
「ともしびをかかげて」のように、20~30年かかって主人公がゆっくり変わっていく大河ドラマの味わいから見れば、これは10代の少年の瞬くような短い時間の物語です。それでもこれも小品ながら、サトクリフ作品らしい、「なにかを引き受ける」ひとのお話です。本棚の奥にしまっておいて、時々取り出して読んで、胸うたれる。 ちょっと変わり者でまわりからうさんくさい目で見られている主人公には、幼馴染で無二の親友がいるのですが、私は彼よりも、主人公の部族と敵対する部族の若い長の方が好きです。 味方よりも、決して相容れない立場の敵の方がその真価を分かるってのは哀しい。状況が違っていたら、きっといい友だちになれたと思うのに。
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