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ケッヘル〈上〉 (文春文庫)
 
 

ケッヘル〈上〉 (文春文庫) [文庫]

中山 可穂
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 830 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

その音楽は神のものか、悪魔のものか―カレーの海辺でひとりの熱狂的なモーツァルティアンと出会った伽椰は、情事の果ての長い逃亡生活に終止符を打ち、日本へと舞い戻った。そこで待っていたのは、ケッヘル番号を会員番号とする会員制旅行代理店の奇妙なツアーであり、依頼人の失踪に始まる恐るべき復讐劇の幕開きだった。

内容(「MARC」データベースより)

伽椰は海峡の町で出会った男に職を斡旋される。モーツァルトの音楽に取り憑かれた男と、過去の亡霊から逃げ続ける女。出会うはずのない2人の人生が交差した瞬間、狂おしい復讐の幕が上がる。『別冊文芸春秋』連載を単行本化。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 456ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2009/5/8)
  • ISBN-10: 4167726025
  • ISBN-13: 978-4167726027
  • 発売日: 2009/5/8
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By HANAKO
形式:単行本
いや、これが、なんとも壮大で。
最初の方の、気前のいい紳士が、家と仕事をポンと与えてくれるのに
「はぁ?」と思うんだけど、下巻の最初の方に、「あれは・・・もしかして」と思う。

内容は、あらためて考えると昼メロみたいで、ご都合主義も否めないんだけど
読んでるときは、そんな事微塵も感じさせない。

加椰の行く末や、遠松少年のそれから、
気になって仕方ない。

だから、加椰の章が終わって、遠松の章になるとがっかりするし
なのに、遠松の章を少し読み進めるとハマってしまい、加椰の章に入るとがっかりする
これの繰り返し。

ことに遠松少年の、父とのロードは面白くて
大阪のキャバレーのホステス、岡山のブルジョ未亡人、門司の仕立て屋の女と
女を渡り歩くけど、それぞれの女が、「実に女」で、さすがのひと言。

遠松の父が、ケッヘルの番号に、すべての謎を解明する鍵があるって
旅に使う列車や、バスの番号に、いちいち意味づけするんだけど

中山さんが、もともとクラッシクや、モーツァルトが好きじゃなかったとしたら
ものすごい勉強量だなって感心します。

あー小説、読んだー!!ってカンジ。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By gon
形式:文庫
中山香穂の本を読むのは初めてですが、とにかく面白く一気に読めました

作品はカホという女性目線と
男性の目線で年少期からの思い出とが、一章ごとに交互に書かれています

次の展開が気になるところで、その章が終わり、と言う事が繰り返されているので
ノンストップ、エンターテーメント的に読める

ミステリの要素と純文学の要素とが2倍に楽しめる

たとえば章ごとに基点人物が変わるなどは村上春樹の1Q84を
思い出すが
1Q84よりは数倍面白い

ただ、女性同士の恋愛と比較すると男女の恋愛の筆力が弱いのが
少々気になりましたが、女性同士の心理描写があまりにも巧みに書かれているから比較してしまうだけです。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
最初は... 2009/8/29
By iyori
形式:文庫
最初は中山さんとは思えない灰色っぽい文章で淡々と進んでゆきます。
でも読み進めると、1つの大きな恋愛で身も心も疲れてしまっている主人公が垣間見えてきます。中山さんはジゴロや弱法師では、割り切った恋愛や狂おしい程の恋を書いていますが、ケッヘルでは終わったあとの心情を中心に書いてます。
ですが、新しい人との出会いや教授(主人公の雇い主でケッヘルのキーパーソン)の生い立ち、顧客達の謎の死を追って行く事で彼女は変わっていきます。

上はちょっとなんだかわからないままで終わりますが、下を最後まで読むとあぁ、終わったんだ...て思えると思います。
中山さんは基本ビアン中心ですが、今回はプラトニックな愛や一方的な愛、子供の親に対する愛が書かれています。
読む人によっては、重い内容かもしれませんが、私は好きです。
私はモーツアルトはさっぱりだし、ケッヘルの意味も知らなかったのですが、この本でモーツアルトを聞いてみたくなりました。
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最近のカスタマーレビュー
海から始まり西へと向かう愛の逃避行、もしくはDies Irae
偶然図書館の返却棚にあった「ケッヘル」のタイトルに惹かれて立読みし、その場で借り出して読んだ本だった。先日奥泉光の「シューマンの指」を読んだので比較論も考えつつ読... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: アマデウス
素晴しいの一言に尽きる
... 続きを読む
投稿日: 2010/5/16 投稿者: 秀文
ひたすら凄いと思いました。
妙に不自然な始まり方からして惹きつけられてしまう。... 続きを読む
投稿日: 2008/12/31 投稿者: ヒューブーン
なんかスケールが壮大ですよ
今までの彼女の小説の恋愛ストーリーってテリトリーがあって

その中にはノーマルな人からはやはり確立されている様な雰囲気があり... 続きを読む
投稿日: 2008/9/14 投稿者: ルル
意外
中山可穂作品全部読みましたが、意外でした。確かに新境地かも。。情報量は凄い。どれだけ調べて努力して書かれたかを思うと凄いなぁと思うが、上下2冊の大作にする必要があ... 続きを読む
投稿日: 2007/4/16 投稿者: アゲハ
詰め込みすぎ
モーツアルトのケッヘルの数字や、曲の解釈に関するくだり以外は、いろいろな内容を詰め込みすぎて、あまりにご都合主義、非現実的。今年はモーツアルトイヤーだし、そういう... 続きを読む
投稿日: 2006/11/27 投稿者: よっしー
これは凄い…!
著者が「もう一つの処女小説」と語っているが、
それにひけをとらぬ出来ばえ。... 続きを読む
投稿日: 2006/6/25 投稿者: toyoasihara-mizu
まだ下巻を読む前に
ドーバー海峡に面したフランスの海岸で海に向かって指揮棒を振る男。

冒頭の描写にひきつけられて読み始めた。... 続きを読む
投稿日: 2006/6/24 投稿者: kelly35
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