地方に住む30代独身OL、貯金をテーマにしたエッセイ漫画、「ゆるゆる」というキーワード
これだけ揃っていると共感できる要素満載なんだろうなと期待していましたが、実際はそうでもなく…
読後はむしろもやもやした気持ちが残って、なんでこんなに楽しくないのだろう?と考えてしまいました。
まず前提からして、家賃の安い田舎で、これといった特殊技能が無い一般事務職のOLが
年収360万というのは、一部の大企業を除いてはこのご時世結構恵まれてるほうなのでは。
特別なことしなくても「無駄遣いをしない」ってことを心がけるだけで、
年間100万くらい貯まるのは当たり前で、その「当たり前」のことしか書いてないから面白くない。
次に、主人公(著者ですね)のキャラに魅力が感じられないこと。この人の主張は、
・自炊なんてきっちりやらなくていい・資格なんて取ったって無駄
・安い洋服買うなんてみっともない・資産運用なんかどうせ無理 etc
今流行の「ゆるゆる」といえば聞こえはいいですが、何でも「自分には無理」ばっかりで、
単なる無気力な人のようにも見えるし、しかもなぜか妙に上から目線なのです。
それに「みんながなんでお金が無いと言ってるのか理解できない」とバッサリ切り捨てていますが、
例えばどうしてもはずせない趣味や勉強に大金をかけている、といったポジティブな理由から
家族が病気で援助しなければ、といった深刻なものまで、人間生きていれば色々あると思うんです。
ほんとに「理解できない」のだったら物を書く人としては想像力が足りなすぎじゃないですか。
とにかく、貧乏OLがアイデアを凝らして楽しく貯金に成功!みたいな内容ではないことは確かです。
そこそこ収入あるはずなのになぜか貯金できない、っていう人には参考になるかもしれません。
あと、ほんとに低収入の私のような人間が読むとだんだんムカムカしてきて、
この人より幸せになってやる!という闘志が湧いてくるのである意味オススメです(笑)