このファミコン版「怒IKARI」を当時プレイした方たちのソフト購入理由のそのほとんどが、実に“カプコンから少し前に発売された「戦場の狼」がお店で品切れで買えなかったから!!”という事だそうですが、かくいう私はむしろ「戦場の狼」をフッて「怒IKARI」を購入した“とても奇特な”ファミコンゲーマーでした。
当時「徳間書店」から出ていた「月刊ファミリーコンピューターマガジン」を欠かさず西東京市の本屋さんで定期購読していた私は最初、この誌上で「戦場の狼」のアーケード版画面を見て「なんと面白そうなゲームだろう」ととても心ときめきました。
しかしその数ヵ月後「戦場の狼」のファミコン版の画面が同雑誌上にて初公開された時、私は絶句しました。
「なんじゃこりゃ…。」
アーケード版と比してファミコン版は縦方向に全てが潰れた画面に変更され、小さく不恰好になった主人公を目の当たりにしてとてもアーケード画面を見て感じた「心のときめき」をそこに再び感じる事はありませんでした。
と、そこで思い出したのが同誌上に時期を同じくして掲載されていた白兵戦ゲームの「怒IKARI」です。
ファミコンマガジン上ではそのゲーム内容が詳しく紹介されていました。
そこで私の心を得たのが本作の「戦車への乗降」です。
これは私の心を掴みました。
これより1〜2年くらい前に発売されたタイトーの白兵戦ゲーム「フロントライン」が大好きだった私にはまさに本作はその大幅パワーアップバージョンに感じられたのです。
しかも実際に発売日に購入し家に帰って早速やってみると、なんと乗れるのは戦車だけではない事に気づきます。
空飛ぶ「ヘリコプター(弱いけど…)」にも乗降出来る事が解かって、子供時分の私はマジではまりまくりました。
ゲームスタート時の「ジャングル」から「吊り橋」の場面や各エリアの最後の「ゲート」の場面、身動きがとり辛い「川」の場面に「市街戦」の場面と、ラストは「ロボット兵」と「基地内」の場面と、次々に移り変わる当時としてはとても多彩といえるゲーム画面は子供ながらに満足して余りあるものがありました。
そして延々と続くやたらめったら先の長い本作の「全4面」…。
それは短い「全4面」をクリアすればゲームが終わってしまう「戦場の狼」と比して子供の私的にうれしいものがありました。
やはり好きなゲームはいつまでもいつまでも、プレイしていたいものですから。
そんなこんなで当時、珍しく本作をマジで100%満喫していた「とても奇特な」私でした♪