この本は全体にGoogle賞賛ムードが漂っていることと、デルが嫌いでApple好きという筆者に好みが分かれるかもしれない。
サービスを利用している人には、なるほどGoogle的だと思わせるネタが詰まっている。if話として航空会社や不動産を例に挙げ、付加価値を提供しにくいサービスの価値転換を考えるヒントになる。
ただ、発想は誰にでもできる。実行に移せるところがGoogle的たるゆえんであろう。
マイクロソフトは嫌われるが、Googleは好かれる傾向にある。製品で稼ぐか周辺で稼ぐかと、無料と有料の違いは大きい。
でも、規模の経済をうまく利用している点や、肝心部分は隠していることは両者とも同じなのだ。
私たちは、知や動向をGoogleに送信し、代わりにGoogleは無料でサービスを提供する。
逆の見方をすると、Googleのために知的労働を提供している。私たちは永遠のベータテスターでもある。