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32 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
10年後にグーグルによって世界はどこまで変貌を遂げているのでしょうか,
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レビュー対象商品: グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501) (新書)
梅田望夫著「ウェブ進化論 」(ちくま新書)を読了してすぐ本書を手にしました。「ウェブ進化論」ではバラ色のネット社会が展開するという楽観的論考に満ちていましたが、本書はグーグルの成し遂げようとする近未来には光と影の両面があることをきちんと指摘しています。私自身、グーグルなしには過ぎないという日々を公私に渡って送っています。ネット黎明期の95年にオンライン生活を始めてから、イメージ検索やニュース検索、英英辞典機能などグーグルであらゆる情報を渉猟するのが当たり前です。その恩恵は計り知れないといえるでしょう。 本書はなかでもグーグルのアドワーズ機能が、ロングホーン的価値を掘り起こし、いかに多くの零細事業主に新たなビジネスチャンスを与えているのかという事実を、地方都市での興味深い事例とともに提示して見せていて、プロジェクトX的なスリリングな物語として楽しく読みました。毎日新聞記者出身のフリーライターだけに、幅広い読者に平易に語りかけるようなその筆致は、読んでいて飽きることがありません。 しかし、昨今、中国進出に伴ってグーグルが共産党政権の検閲に屈している様や、グーグルアースが実はアメリカの軍事施設などの写真の鮮明度を抑え気味にしている話などが描かれる後半部分に至ると、お話は急激にきな臭くなっていきます。 将来的にグーグルは神のような存在となり、そこからはじかれたものは(ウェブ)社会での存在を失う可能性を秘めていることや、個人のかなり細かいデータまでも含めてこの世のありとあらゆる情報を総合データベース化しようとしていることなど、なんともディストピア的世界が展開される可能性もまた描かれています。 10年後、本書が予測したネット社会はどこまで実現しているのでしょうか。ワクワクするような期待感半分、空恐ろしく思う気持ち半分を胸に、本書を閉じました。
34 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「Web進化論」よりためになります!,
By cob (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501) (新書)
ベストセラー「Web進化論」の二番煎じかと思い購読してみましたが、グーグル等の新しいインターネット上のビジネスがどのように社会に影響を及ぼすか光と陰の部分が分かり易く書かれており非常にためになります。通常、このような本は日の当たる部分が強調される事が多く、同じ業界人としては辟易してしまうが、この本はインターネットが社会に与える影響の本質を鋭く捉えていると思います。グーグルのセールス本とは違いますのでお薦めです。 また、短時間で読めるので飽きることがありませんでした。
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「ウェブ進化論」と対にして読みたい本,
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レビュー対象商品: グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501) (新書)
「ウェブ進化論」は、Google を神格化しておりましたが(この本の言い方で言うなら「インターネットという神に仕える侍祭」といったとこ?)、この本はこのままいくとこんな悪いこともあるかもよ、ということにも触れられています。キーワード検索をつかった駐車場経営者やメッキ工場の話が実例としてあげられていたりして、なかなか面白かったです。グーグルの最終目標が「広告対象のデータベース化と特定」にあるのも明確にされております。 最後の方に「グーグル八分」(「司祭による宗教的追放」と述べられている)の問題とか、政治的に屈服した話とかも載っているので、全体の印象としては(倒置法により)「グーグルって実は危ないのでは?」という印象になっていると思われます。筆者の思惑がそこにあったのかは分かりませんが…… しかし、最後がフィリップ・K・ディックの『ユービック』の話で終わるのはどうなんだろう(笑)。 啓蒙書としては面白いと思います。うちの父に読ませてみよう。
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