『グローリー戦記〈3〉新世紀への序章』です。
第一巻、第二巻が良かったのですが、最終巻でダメになってしまい大変残念です。
やはりというべきか、文明対文明の戦争というのは、三巻でおさめるにはスケールが大きすぎたのでしょう。
一巻二巻までは、描写薄めながらも丁寧に展開を追っていたのが、ここにきて三倍速ビデオを見せられているようです。展開を追うだけで、小説の文章というよりは詳しいあらすじを読んでいるようです。
主人公はいつの間にか結婚して子供までいるし。その恋愛の過程はどうだったのか。肩透かしです。
もう一人のヒロイン、途中で紆余曲折があるのは描かれていたのですが、最後はどうなったのか、投げっぱなしだったのではないでしょうか。
異文明同士の空中戦とか、本来ならば迫力があるはずなのですが、ストーリーを急いで展開させるための描写の薄さにより、迫力を感じることができず、ただ道筋をなぞっただけのように思えました。
三巻で終わらせるのだとしたら、巨砲とか、設定盛り込みすぎだったのではないでしょうか。
この本単体評価は★2。シリーズ全体としては、最後がグダグダだったので★3で。