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グローブ・ジャングル
 
 

グローブ・ジャングル [単行本]

鴻上 尚史
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商品の説明

内容紹介

本書は、鴻上尚史がこれからの演劇人生を賭けて立ち上げた「虚構の劇団」の旗揚げ3部作の戯曲集。
小劇場ブームの火付け役となって以来、日本の演劇界を牽引し続けている鴻上尚史が、無名の若者たちとともに旗上げしたのが「虚構の劇団」であり、
本作は巧みに時代を映し出す鴻上演劇の真骨頂といえる。現代の若者たちを取り巻く環境、精神性を鋭く考察し、同時代に生きる者たちの驚きと共感を得られる内容となっている。
戯曲『監視カメラが忘れたアリア』『リアリティ・ショウ』『グローブ・ジャングル』の3作品を収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

鴻上 尚史
劇作家・演出家。1958年、愛媛県生まれ。早稲田大学法学部卒業。81年に劇団「第三舞台」を結成。現在は、プロデュースユニット「KOKAMI@network」を中心に活動。95年、『スナフキンの手紙』で第39回岸田國士戯曲賞受賞。2007年、未知の若者たちとともに新たな劇団「虚構の劇団」を始動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 290ページ
  • 出版社: 小学館 (2009/8/3)
  • ISBN-10: 4093878609
  • ISBN-13: 978-4093878609
  • 発売日: 2009/8/3
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 この時代におけるシステムと人間の関係, 2010/2/23
レビュー対象商品: グローブ・ジャングル (単行本)
鴻上尚史が立ち上げた新しい劇団「虚構の劇団」旗揚げからの3部作をまとめた戯曲集です。
かって「第三舞台」の作品に一喜一憂し、自分の思考に大きな影響を与えた作者の最新作ということもあり非常に興味深く読むことができました。

もともと鴻上さんの戯曲世界で描かれる本質の1つは「自分と他者(世界)との関係」です。
自分を取り巻く他者や世界との軋轢や歪みを、その時代時代に登場するシステムやテクノロジーを絡めながら描いていました。
(かってはRPGや伝言ダイヤルなどなど。)

今回の旗揚げ三部作でも人と人との間に、現代社会に存在する様々なメディアやシステムが介在されてきます。
それは監視カメラやWebカメラ、ネット、ブログ、視聴者の前で映し出されるリアリティ・ショウなど、既に日常に一般化する物事です。
それぞれの登場人物たちはそんなシステムに翻弄され、様々な形で傷ついています。
10年前に封印されている第三舞台の作品から更に複雑化しているシステムをオンタイムで描くために、再び劇団を立ち上げた作者の意図を感じることができます。

人と人の間に次々と現れるシステムは果たして人間を幸福にしているのか?
もしそれが関係性を傷つけるものだとしたらなぜ人間はそのようなシステムを必要とするのか?
個人的には「放り投げた」と解説されている、2番目の作品「リアリティ・ショウ」のラストが印象的でした。
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