1500語で話せるのがグロービッシュの特徴ですが、さすがにそれだけで英語でのコミュニケーションはできるはずは無いと思い、グロービッシュを疑っていたのですが、この本を読んでグロービッシュはビジネスで実践できるツールだと認識を改めました。
著者は正直な人で、ネイティブがグロービッシュを使うことは無く、グロービッシュだけでネイティブとコミュニケーションすることは無理と認めています。この点が他のグロービッシュ本と違うところではないでしょうか。
著者は、グロービッシュは書く・話すのにだけ利用するように薦めています。そして書く・話すための準備として、著者の経験に基づいた英語学習法を紹介しています。これが結構本格的なので、楽をして英語を学習したいという方はちょっとビックリするかもしれませんが、さすがにこれぐらいやらないとビジネスにおいて英語でコミュニケーションするなんて無理な話です。ただし、自分の仕事を英語で行う、ということを目的とし、それ以外(プライベート、自己紹介、日常英語など)は完全に捨て去っているので、非常に合理的であり、学習量はかなり減ると思います。
著者のビジネス経験に基づく本なので説得力がありました。楽をする、というより無駄を省いて合理的に学習する、というのが本書のテーマと言えるでしょう。グロービッシュの学習を目的化せず、単にツールとして使いこなしているのが非常に面白いです。グロービッシュに懐疑的な人にもお薦めします。