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グローバル競争を制する処方箋 個別受注で勝つ―設計を「構造化」して開発効率を高める
 
 

グローバル競争を制する処方箋 個別受注で勝つ―設計を「構造化」して開発効率を高める [単行本]

O2構造化設計チーム
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 単行本: 233ページ
  • 出版社: 日経BP社 (2011/11)
  • ISBN-10: 4822231291
  • ISBN-13: 978-4822231293
  • 発売日: 2011/11
  • 商品の寸法: 21.2 x 15.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By stshn
Amazonが確認した購入
下の”けいちゃん”の評価文のうち、前方の2パラグラフから後ろの2パラグラフまでの『日本の製造業は、一時よりは窮地に立たされていないように見えるものの、・・・だが、それを活かしきれていない企業もまた多い。』は、本書の評価とは関係なく、一般的な評論としてはおおむね正しいと思います。本書の評価はその後にある『正直に言えば、本書を読んでいても具体的にイメージできない部分もあった』です。
本書は「「構造化設計手法(SDM)」という手法を解説することで、製造業における「設計の標準化・モジュール化」を図る」ことが目的とのことですが、本書の狙いを一言で要約すると「DSM(Design Structure Matrix)手法を使って混沌とした設計プロセスを整然とする」ことのようです。それはそれなりに意味があることとは思いますが、「何が設計の標準化で何がモジュール化なのか」が最後まで解説されていない、特に「モジュール化」の定義が何もされないままに最後まで「これが設計の標準化・モジュール化だ」と言い続けていることには少々面食らいました。
一般にモジュール化とは部品のモジュール化を意味すると思うのですが、本書には部品のモジュール化は一切書かれていません。他にも書籍の構成としては標題の付け方、コラム欄の位置づけ、目次構成、用語等を含めていかがなものか?と思われる部分が多々あるので「具体的にイメージできない」という感想になるのも致し方ないと思います。しかしその辺りを割り切って読まれたら、設計プロセスの可視化・整然化に関する何らかの知見を得ることはできるかもしれません。私は、DSMが手を変え品を変えて展開されているように見えて最後まで読み切ることが難しかったです。
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By けいちゃん☆ VINE™ メンバー
Amazonが確認した購入
本書は、「構造化設計手法(SDM)」という手法を解説することで、製造業における「設計の標準化・モジュール化」を図り、日本の製造業がグローバル市場で生き残るための処方箋を提供することを目的としている。

日本の製造業は、一時よりは窮地に立たされていないように見えるものの、依然として円高や高い法人税率、自由貿易協定への対応の遅れ、製造業の派遣禁止などの労働規制、環境規制の強化、電力不足といった六重苦に悩まされ続けている。中にはタイの洪水や震災による直接被害、または先日、新日鉄がポスコを提訴した事例に見られるような技術流出も含め、七重苦や八重苦に悩んでいる企業も多いという。
そんな中、多くの企業は更なるコストダウンに挑み続けているが、既に製造業の現場は、絞れるものは全て絞りきった、乾いた雑巾のようになってしまっていることが多い。
そこで、トヨタ生産方式を間接部門へ取り入れるなどして、間接部門のコスト削減を図る企業が、製造業以外にも多く出てきた。
しかし、製造業においては人事や経理などの間接部門のコストなど、たかが知れている。
製造業において、製造部門の次に、たかが知れないほどの多くのコストをかけていて、しかも誰もそれを指摘できずに聖域のようになってしまっている部門がある。
それが、営業部門と設計開発部門である。

私自身も製造業へ勤めていた経験があるので分かるが、設計開発部門は他の部署よりも忙しい。しかも、周りから必要と思われている業務ばかりであり、とてもではないがコストを削減する余裕も、業務を見直す余裕もない。
だがしかし、そこを見直すことを怠ってしまっては、現在は上手く回っているように見える業務であっても、いつか破綻するときが来る。
破綻する前に、既に今の業務手法がグローバルでは通用しなくなっているかもしれない。

本書では、グローバル市場で勝ち抜くためのポイントを「1.設計対応力の強化」「2.技術伝承の実現」「3.設計の効率化(早期化)」「4.設計ノウハウのブラックボックス化」の4点にまとめている。いずれも、多くの製造業で頭を悩ませている問題を解決するためのカギとなるポイントであるように思う。

日本の製造業には、グローバルで勝てる要素を持っている企業が多い。だが、それを活かしきれていない企業もまた多い。
私は設計の実務に関わったことはないので、正直に言えば、本書を読んでいても具体的にイメージできない部分もあったが、設計・開発という仕事にプライドを持っている人であれば、本書の全てを自らの血肉にできることと思う。
設計開発部門でも営業部門でも原価管理部門でも、日本の製造業に関わり、日本の製造業に何かしらの課題意識や危機感を持っている、全ての人に読んで欲しい一冊。

日本の製造業を変えるかもしれない本、というか、この本を読んだ我々が変えていかなければならない。
生産現場が変わって、設計現場が変われない訳がない。
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