昨今、当社も海外進出が進み、グローバル人材のあり方を考える必要が出てきたため、本書を購入しました。
以前、著者の講演を聴いて好感を持ったことも一因です。
しかし、実際に呼んで見るとそれほどでもありませんでした。
何より、浅い。
有名な人事コンサルティングファームで仕事をされているそうですが、コンサルの悪い面が如実に出たような、表面的で一般論的な内容と感じます。
たとえば、グローバル人材の報酬制度について、本国重視型、ローカル重視型、グローバル重視型と3つの類型をあげられいます。
「ほうほう…」と思って読みましたが、結局は現在主流の本国重視型とせざるを得ないような記載でがっかりでした。
他にも、グローバル化のステップを伝道、適応、連結といった段階に分けて説明されている点などは「なるほど」と思うのですが、サラッとし過ぎていて、実務に役立ったり、ヒントになるほどではありませんでした。
グローバル化が叫ばれて久しいですが、グローバル人材マネジメントについてまとまったテキストがなかなか見当たらない今日、期待が大きかっただけに大変残念な一冊だと思います。