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グローバリゼーション 人類5万年のドラマ (上)
 
 

グローバリゼーション 人類5万年のドラマ (上) [単行本]

ナヤン・チャンダ , 友田 錫 , 滝上 広水
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,730 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

人類誕生のその瞬間からグローバリゼーションは始まっていた──。出アフリカの後、世界が結びつき絆を強めていった壮大な物語、そのほんとうの主役は貿易商人、布教師、冒険家、戦士たちだった。地球上に標したその巨歩を、豊かなエピソードとともに辿りなおす。避けては通ることのできない超結合化の流れに私たちはどう向き合い、何をなすべきか?

いまを生きる私たち人類がどのようにしてこの世界に辿り着いたのか?その答えを知りたいと願う人びとにとって必読の書である。

──ジョセフ・E・スティグリッツ(ノーベル経済学賞受賞者)


グローバリゼーションを壮大な人類の歴史、幅広い地理的視野のなかで鮮やかに捉え、私たちすべてが、いままさに直面している政治的ジレンマを明快に解き明かしている。

──イマニュエル・ウォーラーステイン(エール大学上級研究員)

内容(「BOOK」データベースより)

5万年(あるいは7万年)前、アフリカの大地からその第一歩を踏み出し、世界へと散らばっていった人類は、以来、お互いに再び出会い結びつきを深めていく過程で、そのプロセスを推し進める無数の手段を見出してきた。本書は、今日のグローバリゼーションを推し進める経済や技術の進歩に新たな光をあて、避けては通ることのできないグローバル社会に私たちがどう向き合い、何をなすべきか、示唆に富む刺激的な議論を展開する。ヒトの細胞から身近な生活必需品まで、いくつもの大陸や数千年の歴史を超え、私たちは見えざる糸で結ばれている。私たちはみなグローバリゼーションの賜物であり、そして「結ばれしもの(Bound Together)」なのだ。

登録情報

  • 単行本: 368ページ
  • 出版社: エヌティティ出版 (2009/2/23)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4757141653
  • ISBN-13: 978-4757141650
  • 発売日: 2009/2/23
  • 商品の寸法: 19.2 x 13 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
フリードマンのフラット化する世界 [増補改訂版] (上)/フラット化する世界 [増補改訂版] (下)の2番煎じと思いきや、グローバル化を「人類」の歴史という視点から定義し直し、最新の遺伝子解析による人類の拡散の足跡を辿り、人間のあくなき欲望と好奇心を動機とした文明化による新たな拡散、そして最後には昨今の表層的な反グローバリズムに対する鋭い考察を加えている。著者の斬新な視点と広範で綿密な調査データに基づく重厚な分析は、前記作品をどこかの軽い新書程度に思わせてしまうほどであった。
また、高度に専門的な内容も一般読者にも分かり易い事例を多用し、かつユーモアのあふれる語り口で誰にでも理解できるよう工夫されている。このジャンルでは銃・病原菌・鉄〈上巻〉/銃・病原菌・鉄〈下巻〉に匹敵する作品であろう。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 100名山 VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
「銃・病原菌・鉄」が生物学の観点から人類史を書き起こしたものとするなら、本書は人間の行為というか、政治経済から書き起こしている。
前者が肥沃三日月地帯を連呼するなら、後者はグローバリゼーションを連呼する。
途中で映画「猿の惑星」を連想したり、最高の商材は「人間」だと納得したり、変な感想が浮かびました。
上巻は通勤電車の中で開いたままよく寝てしまったが、下巻はインフルエンザのさなかで、5往復で読めた。
下巻巻末には交易商人,布教師,戦士,冒険家の分類で年表あり、概略を掴みやすい。
視点でもう一つ大きな違いは、著者がインド出身者ということです。
仕事上でインドのIT関係者と話す(日本語で)機会が増えたけれど、著書を読むのはこれが初めてです。
欧米出身者が書くものと比べ、イスラム世界やモンゴル、アラブ世界にも十分な頁が割かれ、私の中では明らかに世界が広がりました。
NTTはインドに力を入れている関係でこの出版を決めたのかもしれないが、意味のある出版だと思う。
評価が低いのは私のような読書嫌いには少し辛い、ロマンのない文体だったからです。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By しらま VINE™ メンバー
形式:単行本
上下巻まとめてレビューします。

人類5万年の歴史と現代の世界経済から大小さまざまな人間の営みを抽出し、丁寧に縦糸と横糸を編み上げることで、「グローバル化」という極めて漠然とした毀誉褒貶の激しい言葉の指し示すものを見事に描き出している。それはヒトという種が生存と快楽を賭けて彷徨い、互いに巡り会ってきた結果の累積である。最近になって突如沸き起こったかのように見える「グローバル化」とは、そうした流れが可視化・加速化しただけで、本質的に人類の本能の延長線上にあり、特定の国家や資本家が企てて引き起こせるものでも止められるものでもないというのだ。

上巻の第1章から下巻の第7章までは、「交易」、「布教」、「侵略」、「冒険」の4つの営みにより、遺伝子、動植物、技術、言語、文化が世界中に伝播し融合を果たしてきた様子がつぶさに示される。文化や文明同士の化学反応が強調されて、その前段となる定常状態での醸成にあまり気が払われていないのは気になるが、洋の東西を問わない膨大な逸話にただただ圧倒される。下巻の巻末にある4つの営みごとの年表がまとめになっていて良い。(欲を言えば、本文で言及されている頁数も各事項に付記されていれば、索引にもなって良かったのだが。)

下巻の第8章以降は、貿易と雇用をめぐる現代世界の混迷が描かれている。その内容自体は、晩年のドラッカーや大前研一らが説くような未来論の改訂版とも受け止められるが、前半の人類の足跡を通読した後では、その重みが違う。結局、世界の行き着く先はゼロサムゲームのチキンレースなのかと諦観しそうにもなるが、全ては歴史認識とリアリズムから始まるということを改めて思い知らされる。

無邪気な新自由主義者のように光の部分を賞讃するでもなく、偏狭な保護主義者のように闇の部分を糾弾するでもない。そのどちらも逃げずにつまびらかにし、コントラストを一層際立たせている。責めを負うべき巨悪の存在が幻惑だというのが朗報にせよ陰謀にせよ、「グローバル化」に臨む態度や対応を決め込むのは、その歴史と本質を概観してからでも遅くはないだろう。少なくとも、複雑な問題を「グローバル化」の一言で片付けたり分かったような気になったりするという賢しらな真似は出来なくなるはずだ。
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