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グローバリズム出づる処の殺人者より
 
 

グローバリズム出づる処の殺人者より [単行本]

アラヴィンド アディガ , Aravind Adiga , 鈴木 恵
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

グローバリズム出づる処、インド、バンガロール。ひとりの起業家が、書を民主主義が没する処の天子温家宝に致す。「拝啓中国首相殿、あなたに真の起業家精神を教えましょう。主人を殺して成功した、このわたしの物語を」IT産業の中心地から送った中国首相への手紙は殺人の告白であった―。ブッカー賞受賞作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

アディガ,アラヴィンド
1974年、マドラス生まれ。現在ムンバイ在住。コロンビア大学のコロンビア・カレッジで英文学を学んだのち、経済ジャーナリストとしてのキャリアを開始。フィナンシャル・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナルなどに寄稿し、南アジア特派員としてタイムに勤務する。はじめての小説作品である『グローバリズム出づる処の殺人者より』で、2008年度のブッカー賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 319ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2009/02)
  • ISBN-10: 4163275606
  • ISBN-13: 978-4163275604
  • 発売日: 2009/02
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 273,183位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
世界最高の権威をもつ文学賞のひとつで、イギリス連邦およびアイルランド国籍の著者によって英語で書かれたその年に出版された最も優れた長編小説に与えられる、「ブッカー賞」’08年度受賞の栄誉に輝いたアラヴィンド・アディガのデビュー作。

この物語で描かれているのは、BRICsの一角として注目され、経済発展が進む一方で、依然として“カースト”が存在し、「一握りの人間が残りの九十九・九パーセントの人間をあらゆる面で強力に、巧妙に、狡猾に教育して、永遠の奴隷にしたてあげてきた」(170ページ)究極の格差社会<闇>と<光>のふたつのインドである。

本書は、インド南部で、ITとアウトソーシングの分野で発展著しい高原都市バンガロールの起業家‘わたし’が、まもなくインドを訪問する中国の温家宝首相に宛てて7日間にわたって綴る手紙の形式をとっている。
そこでは、水道も下水処理設備もないごく貧しい<闇>のインドの一家で育ち、デリーで富豪のお抱え運転手となった‘わたし’が、なぜ主人を殺し、その金を持ち逃げし、<光>のインドの起業家になったか、そこに至るまでの半生の日常が、静かにせせら笑うかのような、いささか諧謔口調で、しかしその根底に“暗い”何かを含ませて語られている。

経済ジャーナリストの著者が、あえてノンフィクションやルポルタージュの形式をとらず、‘わたし’が語る手紙という小説仕立てで本書を創り上げたことにより、現代インドの実像がよりいっそう鮮烈に、臨場感を持って、読者の胸に届くのである。
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kumin
形式:単行本
まず,「インドを訪問する中国の首相にあてた殺人の告白」と言う設定がとっつきやすい。

しかも,手紙の後述という形式が読みやすく,どんどん読み進むことができる。

フィクションではあるが,書かれている内容はインドの現実そのものである。
撤廃されたとされているカースト制が本当はどうなっているのか,地方と都会の生活様式の違い,雇い主と使用人の関係を知るなど,「現代インド案内」としても読める。

読後感は軽くはないが,被支配者として生まれた者のほとんどがそこで一生を終える理由が,強烈なインドの現実を背景に語られ,この本を読む機会に巡り合えてよかったと思わせた一冊である。
このレビューは参考になりましたか?
形式:単行本
殺人を犯した男の告白という形式で書かれる
怒りと自信と自嘲の混じるような口調がいい。絶妙な翻訳だと思う。

ドキュメンタリーを繋ぎ合わせて作ったフィクションのようにも感じる。
インドは変わるのだろうか?
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