「グレープ」といえば、さだまさしと吉田政美が組んだフォーク・デュオです。1973年10月にシングル「雪の朝」でデビュー、74年4月のシングル「精霊流し」がヒット、74年8月にアルバム「わすれもの」をリリース、75年5月「せせらぎ」、同年11月「コミュニケーション」と3枚のスタジオ録音と76年に1枚のライブ・アルバムをリリースし、76年4月に解散しています。ちなみに解散後の83年に、長崎市民会館文化ホールで4月5日に行われた正真正銘のラスト・コンサートを収めた映像作品「ラストコンサート」を出しています。
で、今回のリリースとなるわけです。
本作品は76年3月20日から4月5日にかけて「ラスト・コンサート」と銘打たれて行われたツアーのうち、FM東京でのオン・エア用に録音されていた76年3月26日の神田共立講堂での音源です。ということで、タイトルが映像作品と同じなので分かりにくいのですが、れっきとした初出音源です。
本盤は3枚組みのCDです。3枚しかオリジナル・アルバムがなかったので、収録時間を考えると、いくらトークが長いと言ってもほぼ全曲入ってるんでしょうね。初回限定盤としてLPレコードのジャケットサイズにパッケージしたいわゆる《でかジャケ》も出ます。希少価値&オマケ(さだまさし&吉田政美の当時の写真を掲載した記念冊子)のメリット、値段と大きさのデメリットを考えると、どちらを買うか、悩ましいところですね。