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グレート・インフルエンザ
 
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グレート・インフルエンザ [単行本]

ジョン バリー , John M. Barry , 平沢 正夫
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 3,360 通常配送無料 詳細
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合計価格: ¥ 4,360

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

インフルエンザの世界的流行(パンデミック)は忘れたころにやってくる。エイズは発生から24年間で2480万人の生命を奪った。しかし、1918年のいわゆる「スペイン風邪」(より正確にはスペインインフルエンザ)は、全世界で少なくとも5000万人、ひょっとしたら1億人の生命を奪ったとされる。しかも、これはわずか2年足らずの流行期間中の死者数なのだ。日本でもこのインフルエンザで4万人近い人々が犠牲になった。『早稲田文学』を主宰していた文学者の島村抱月がインフルエンザで死亡し、その愛人、松井須磨子が後追い自殺したことは広く知られている。本書はアメリカのカンザス州ハスケル郡が、スペインインフルエンザの発祥地であったことを立証し、そのウイルスが不気味に広がっていった様子を生々しく記述する。フィラデルフィアでもニューヨークでも死体が積み重なり、街は人通りが絶えた。当時、英仏側に立って第一次世界大戦に参戦したアメリカはヨーロッパに400万人の兵士を送り込んだ。しかし、若い兵士が詰め込まれたその兵営は、インフルエンザの温床となっていた。兵士の輸送とともに、インフルエンザも輸送される。列車は霊柩列車となり、輸送船は霊柩船と化した。ヨーロッパに渡ったザウイルスは、前線をインフルエンザで満たし、さらにパリ講和会議に参加したアメリカのウィルソン大統領をも襲う。この現実を前に科学者たちはインフルエンザの謎を解くために日夜研究室で戦い、ついにその病原体とメカニズムを発見する。本書はインフルエンザの悲惨を描いただけではなく、それと戦った医学者の軌跡を追ったヒューマン・ドキュメントでもある。
 しかし、インフルエンザは完全に克服されたわけではない。
「新たなインフルエンザの世界的流行の可能性と潜在的危険性への答えは確定していない。インフルエンザウイルスに遺伝子の配列を換える能力がある以上、世界的流行があるかもしれないだけではすまない。この点ではインフルエンザの専門家は一致する。起きることはほぼまちがいないのである」

内容(「BOOK」データベースより)

1918年、突然の恐怖が人々を襲った。積み重なる死体、人通りの絶えた街、霊柩船と化した兵員輸送船、パニックに輪をかけた当局の対応―。世界中で最大推定1億人の生命を奪った史上最悪のインフルエンザの実態と、その謎を解き明かそうとした科学者たちの奮闘を描く。

登録情報

  • 単行本: 550ページ
  • 出版社: 共同通信社 (2005/03)
  • ISBN-10: 4764105500
  • ISBN-13: 978-4764105508
  • 発売日: 2005/03
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 3.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By S.O
形式:単行本
 本書に描かれるスペイン風邪は実に恐ろしい病気だ。感染力が極めて高く、症状は急速に現れる。患者はチアノーゼで肌の色は黒くなり、鼻や耳からさえ出血しする。患者を検死した医学の権威は「これは何か新種の感染症か伝染病に違いない」と言った。だが「ただのインフルエンザだった。」
 本書では流行の発生と蔓延の経緯、背景となる第一次大戦下のアメリカの社会情勢、病原体の究明と治療法の開発に挑む医学者の挑戦と挫折が余すところ無く書かれた510ページに上る大作で読み応えがあることは間違いない。
 だからといって小難しい専門書では決してなくむしろ伝染病を扱ったパニック小説のように読める。そして読後には身近な病気であるインフルエンザに関する認識が一変するに違いない。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
新型トリインフルエンザの恐怖が取りざたされているなか、そしてSARS流行の記憶も新しい今、まさに読むべき一冊。ウィルス自体の病原性による恐怖ももちろんだが、それが発生してからpandemicとなるまでの過程で社会がいかにパニックに陥っていくかが克明に描かれています。病原体がウィルスであることも当時は明らかでなかったことや、行政の迅速な対応がいかに大切かということも描かれています。
医療従事者にもお勧めの一冊です。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
今年読んだ本のベスト1になるだろう。まだ一月なのに。500Pの大作だけど、インフルエンザに対するイメージが変わるよ。あと、医者と公共団体への信用が読んでると乱高下する。いいほうに評価すれば、「危機にこそ、本性がためされる。ああいう人になりたい」と思えるよ。小川一水が社会危機を理想の世界で回避するお話を組み立てるのに対して、現実の世界だとこうなるんだというのを思い知らせてもらえます。小川一水に出てくる半分くらいの理想の行動が現実に行われ、そして半分は理想どおりにいかなくて、たいへんなことになります。悪い人が半分くらいいい人に転ぶんだけど、転んだ時期がもう遅かったとかいろいろあったりします。初動体制の確保と社会の安定がどれだけ重要かというのが思い知らされます。

あとがきで最初の80P(ジョンホプキンス大学創立式典のパート)を掲載できなかったと書いてあり、そこの部分が読みたいので、ひさびさに英語の本を読もうとか思ってます。

それくらい入れ込んでるから、ぜひ読んでね!
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