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グレートジンバブウェ―東南アフリカの歴史世界 (講談社現代新書)
 
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グレートジンバブウェ―東南アフリカの歴史世界 (講談社現代新書) [新書]

吉國 恒雄
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

アフリカ最大、最高の遺跡は何を語るのか?――黄金交易に湧いた中世から、小国家の分立・割拠を経て、波乱の近世へ。石の巨壁が今に伝える「孤高の文明」の2000年史を活写する!

定型と直線が嫌いな建築原理――谷の遺跡――西アジア・イスラーム文化の影響が強いスワヒリの建物は、直線、直角、対称、円、球などの幾何学的精神に満ちあふれているが、バンツー(ショナ)人の建築の方は、そうしたもののほとんど完全な欠落において際立っている。グレートジンバブウェの石壁は、蛇のように曲がりくねりながら、多数の入り組んだ空間を作りだしている。直線や直角を嫌い、規則とか定型の類を退けるその姿は、思わずポストモダンと形容したくなるほど、乱雑、気まぐれ、あいまいであって、かつまた、のびやかで優雅な雰囲気をたたえている。(中略)個人の居住空間のかたちは、内部分割に適した四角形になるという必然から自由である。むしろ自己完結的な空間が好まれるので、それはいきおい中心のあるかたち、円や楕円に傾斜する。――本書より

内容(「BOOK」データベースより)

アフリカ最大、最高の遺跡は何を語るのか?―黄金交易に湧いた中世から、小国家の分立・割拠を経て、波乱の近世へ。石の巨壁が今に伝える「孤高の文明」の2000年史を活写する。

登録情報

  • 新書: 212ページ
  • 出版社: 講談社 (1999/10)
  • ISBN-10: 4061494732
  • ISBN-13: 978-4061494732
  • 発売日: 1999/10
  • 商品の寸法: 17.4 x 11 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 611,382位 (本のベストセラーを見る)
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By モチヅキ VINE™ メンバー
形式:新書
 1947年生まれのアフリカ史研究者が、東南アフリカの巨大石造遺跡グレートジンバブウェを地域の社会史に内在する論理の中に位置付けるために、1999年に刊行した本。集権的国家・交易都市の栄えた西アフリカや、小さな無頭制社会が点在する東アフリカ内陸部に対して、東南アフリカは地勢的位置による孤立的・自生的文明、苛烈な自然による人口の希薄さ、不断の移住によるサバンナ荒野の開拓、それゆえの統合と分散のせめぎ合いによって特徴づけられる。ザンベジ川とリンポポ川に挟まれたジンバブウェ高原への鉄器農業社会の到来は、紀元前後のバンツー人(その一分枝がショナ語を話す人々)の南下に由来し、以後数百年をかけて文化の基層部が形成される。続く950〜1700年頃には牛牧の展開、金などの遠隔地交易の発展が見られ、それらを基盤にショナ系のグレートジンバブウェ(後に北部のムニュムタパ国と南部のトルワ国に継承される)に代表される広域国家が成立する。1700〜1890年の近世には、インド洋交易の衰退により、チャンガミレ戦争を契機に、小国家の分立、人的資源の高度な動員(軍事専制・集約的農業)、世代間対立の激化、高原南西部での非ショナ系ンデべレ人の台頭が顕著になるが、1890〜1980年にはイギリス植民地支配の下、突如世界資本主義体制に組み込まれ、1980年以降の独立・アフリカ人政権に至る。本書はこのうち主として950〜1890年頃を扱い、考古学・歴史学・民俗学の成果を駆使して、グレートジンバブウェ遺跡が決して周囲のアフリカ文化と断絶したものではないことを強調し、アフリカ社会を歴史的に見ることの重要性を説く。現地史料の欠如ゆえ推測に頼らざるを得ない部分が多いのは仕方ないが、著者は最新の成果に基づき堅実に史実を確定しようとしており、中近世東南アフリカ社会史の平易な入門書・概説となっている。
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By kutai
形式:新書
南部アフリカ、ジンバブエ共和国の名称の起源にもなった世界的に著名かつ貴重な遺跡グレート・ジンバブェとその周辺史を述べた概説書。著者は、現地の高校生レベルと述べているが、詳しい内容を新書の限られた紙面で、平易に述べている。11世紀頃のマプングウェからグレート・ジンバブェが台頭する契機、モノモタパ王国、G・ジンバブェとともに世界遺産であるトルワ国のカミ遺跡、ヨーロッパ人との関係など植民地化以前の歴史と、政治がらみもあったG.ジンバブェの研究史、さらには、モノモタパ王国の実態について最新の研究成果を紹介した新鮮な概説書でもあります。日本でこの遺跡についてポルトガル文献との関連でモノモタパ王国とのつながりが誤解されている部分まで丁寧に説明しておりその意味でも得がたい本です。
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